圭吾は不倫の原因について「安らぎがなかった」と責任転嫁するが、なつこは論理的に夫の身勝手さを糾弾。自分の非を認めない圭吾に対し、なつこは離婚に向けた三つの厳しい条件を提示する。
自己中すぎる夫の言い訳
「お前と、もう一回やり直したいなって…」
圭吾の口から出たその言葉は、私にとっては、更なる侮辱。彼は、この裏切りを水に流し、彼の借金を返し続けて家事をしてくれる存在を求めているだけ。私に対する愛情なんかないだろう。
「俺も態度を改める。だからなつこも、これから新しく安らげる家庭を作ってほしい…」
彼の声は震えていたが、その瞳には、自分の非を認めきれない、頑ななプライドが見えた。
「私のせいで安らぎがなかったって言ってたよね?でもあなたは私の苦労なんて何もわかってないじゃない」
私は責任転嫁する夫に対し、不満をあらわにした。
私はもう許さない
夫が「家に安らぎがないから不倫した」と言い張るのは、自分のことを棚に上げているし、父親としての自覚もない言い分だ。
「私がイライラしていたのは、ワンオペ育児と、あなたが抱えた借金返済のプレッシャーからきていたことだよ。あなたは、私の貯金に頼りながら遊び歩いて、さらに借金までして、別の女に指輪を贈っていた。
その行為が、私の責任と一体どういう釣り合いになるっていうの?」
夫は言葉に詰まり、しばらく考えた後にうなだれた。
「わかった。俺が全面的に悪かった。もう絶対にしないし、借金はすべて自分で返すから…やり直させてください」

