「急性白血病は治る病気」なのか?検査・治療方法も医師が解説!

「急性白血病は治る病気」なのか?検査・治療方法も医師が解説!

白血病が治るについてよくある質問

ここまで急性白血病が治る可能性・検査・治療法などを紹介しました。ここでは「白血病が治る」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

治療にて予後は確保しやすくなったでしょうか?

急性白血病は抗がん剤が効きやすく、医学の進歩もあって65歳未満の成人急性リンパ性白血病・急性骨髄性白血病の約80%の患者さんが寛解します。寛解後5年再発しなかった場合、白血病が治った可能性が高いでしょう。急性骨髄性白血病は、化学療法のみでも20~30%の患者さんが治るといわれています。また、薬物療法の後に造血幹細胞移植を行うことで長期生存率が上がっています。

現代の医学で再発はどの程度しやすいとされますか?

現代の医学で、65歳未満の合併症のない急性骨髄性白血病の患者さんの約80%の方は寛解しますが、寛解しても半数以上の方で再発するといわれています。急性リンパ性白血病の場合、寛解状態の患者さんが造血幹細胞移植療法を行うと約半数の方が治るとされていますが、30~40%の患者さんで再発するといわれていますします。また、抗がん剤治療によって数年後にがんが誘発される可能性も数%あるため、治療後も定期的な検査がおすすめです。

編集部まとめ

本記事では、急性白血病が治る可能性や検査・治療法を解説しました。

急性白血病は進行が早く、放置すると命の危険が高くなる病気です。しかし、早期発見をして適切な治療をすれば治る可能性があります。

早い段階でがんを見つけ治療を受けるためにも、定期的に検診を受け、気になる症状があれば早めに医療機関で受診しましょう。

配信元: Medical DOC

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