関東一円に展開するスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」の魅力をヘビーユーザーであるグルメライターが紹介します。
ヤオコーの外観(写真:スーパーマーケットファン)
※商品情報は2024年5月時点の内容です。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
【ヤオコー】36年連続で増収増益!
ヤオコーの入り口(写真:スーパーマーケットファン)
「ヤオコー」は1890年に川野幸太郎氏が埼玉県小川町に開設した青果店「八百幸商店」が発祥。その後、幸太郎氏の息子である清三氏が1957年に有限会社八百幸商店を設立し、翌年にスーパーマーケットに業態転換しました。
チェーン展開を目指した同社は72年に実質的な1号店となる小川ショッピングセンターをオープンし、その2年後の74年には経営母体を株式会社ヤオコーへと改組。
以降、90年代には関東各県、2006年には東京への初出店を果たすなど精力的なチェーン展開を続け、現在では関東一円に195店舗(2025年3月31日時点)を展開しています。
25年3月期には、36期連続の増収増益(単体ベース)を達成し、「業界などで『最強スーパー』とも称される」と伝える経済メディアもあります。
【ヤオコー】質もいいけどちょっと高い?実は「生鮮食品も安い!」
そんな「ヤオコー」に足繁く通う筆者ですが、同チェーンの魅力の前に、まず皆さんに伝えたいのは「高いというイメージは過去のもの!」ということです。
ネット上では「ヤオコー、質もいいけどちょっと高い」「特売だとお得だけど、そうじゃない時は高いよね」などの声が散見され、質も値段も比較的高めであるというイメージが一部で定着しているように見受けられます。筆者も利用客の一人として、かつてはこうしたイメージを抱いていました。
事実、公式サイトで公表されている「ヤオコーグループ 統合報告書 2022」という資料では、統括本部長である石塚孝則氏のインタビューが掲載されており、その中で同氏がそのイメージについて言及。
子育て世代を中心とした「ヤングファミリー世代」を客層に取り込むため、価格コンシャス(消費者が買い求めやすい価格を意識すること)の強化を打ち出しています。
こうした企業努力が実を結んだのか、現在の同チェーンでは、生鮮食品を中心にコスパのいい商品が数多く存在。中でも、筆者がリピートしまくっているのが、精肉コーナーにある大容量パックです。
以下、筆者が日々の食生活の中で購入したものを写真で紹介します。
750g超の豚ひき肉
750g超の豚ひき肉(豚肉はカナダ産、アメリカ産、豚脂は国産)が入った大容量パック。100gあたりなんと78円!
豚ひき肉の大容量パック(写真:スーパーマーケットファン)
100gあたり78円!!(写真:スーパーマーケットファン)
スペイン産豚ばらの大容量パック
同じく750g超のスペイン産豚ばらの大容量パック。こちらも100gあたり99円。
スペイン産豚ばらの大容量パック(写真:スーパーマーケットファン)
100gあたり99円!!(写真:スーパーマーケットファン)
味付けシマチョウも安い
大容量パックではありませんが、こちらの味付けシマチョウも筆者が鬼リピートしている商品です。この日はセール価格、かつ1割引となっていたため100gあたり90円で買うことができました。
味付けシマチョウ(写真:スーパーマーケットファン)
安さ一辺倒になるのではない、バランスの良さ
これらのように、同チェーンでは“バリューパック”と銘打たれたお値打ち価格の大容量パックが数多く取りそろえられています。
筆者が購入した上記2品以外では、合いびき肉が100gあたり98円、カナダ産豚肉の小間切が100gあたり88円など、やはりお得な商品が多く売られていました。
その一方で、同じ精肉コーナーで言えば100gあたり198円の国産豚ロースなど、クオリティにこだわった商品も多く販売。
安さ一辺倒になるのではなく、消費者に多様な選択肢を用意してくれるというのが「ヤオコー」の大きな魅力の一つだと思います。

