トラブル事例とリスク回避の方法
編集部
実際に相談や修正依頼を受けたことがあるトラブル事例を教えてください。
福田先生
もっとも多い相談は「凸凹になってしまった」というものです。吸引量の調整や均等な処理ができていない場合に起こりやすく、仕上がりに対する不満から修正希望を受けることが多くあります。
編集部
トラブルの背景にはどのような原因があることが多いのですか?
福田先生
最も大きな要因は、施術をおこなった医師の技術不足です。凸凹や癒着といった見た目の問題は、多くの場合が術者のスキルに起因しています。術後合併症などのトラブルに関しては、患者さんの生活習慣(喫煙・栄養不足など)も一因となることがあるため、医師の注意は聞き入れ、規則正しい生活習慣を意識することが重要です。
編集部
脂肪吸引を受ける前の患者さんに理解しておいてほしいことはありますか?
福田先生
脂肪吸引は外科手術であり、麻酔による低酸素状態などが起これば、脳細胞が損傷し認知機能に影響を及ぼすことがあります。SNSでは術後に“思考力が落ちた”と訴える声もあります。医師が担当した実際の症例数や医師の情報については、ホームページに書かれていない場合もあるため、直接聞くことも手段の一つです。美しい症例写真だけで医師を選ぶのではなく、安全性を第一に、経験豊富で信頼できる医師を選ぶことが最重要です。
編集部まとめ
脂肪吸引のトラブルを防ぐ鍵は、「安全性への理解」と「医師選びの慎重さ」にあります。脂肪吸引は麻酔下でおこなう外科手術であり、患者自身の正しい知識と準備によって大きく左右されることを理解しておく必要があります。理想のボディラインを追い求めるあまり、リスクや過程を軽視してしまう方も少なくありませんが、まずは“安全”が一番とのことでした。本稿をきっかけに脂肪吸引のリスクと正しい選択の重要性を再認識する機会となりましたら幸いです。

