子どものO脚やX脚は、自然に治る場合もありますが、一方で病的なケースもあり、注意が必要です。今回は、O脚やX脚の治療法などについて、「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」の福田先生に解説していただきました。

監修医師:
福田 慎介(葛西駅前あおぞら整形外科クリニック)
福岡大学医学部卒業。その後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室、茨城県立こども福祉医療センター(現・茨城福祉医療センター)、那須赤十字病院、埼玉病院などで経験を積む。2024年4月、東京都江戸川区に「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」を開院。日本整形外科学会専門医・認定リウマチ医・認定スポーツ医・認定リハビリテーション医。日本小児整形外科学会、日本股関節学会、日本骨折治療学会、日本骨粗鬆症学会、日本人工関節学会の各会員。
編集部
O脚やX脚を放置するとどうなるのですか?
福田先生
生理的なもので変形が軽度であれば、審美的な観点以外に大きな機能障害などのリスクは少ないかもしれません。病的なものであれば、病気そのものが進行するリスクはあります。生理的・病的にかかわらず、中等度以上の変形を放置しておくと、将来的に変形性膝関節症などのリスクを上げることにつながります。
編集部
O脚やX脚にはどのような治療がありますか?
福田先生
「ビタミンD欠乏性くる病」は、ビタミンDを多く含む食品を摂ることで発症予防や進行予防が可能ですが、それ以外のO脚やX脚については生活指導や筋肉のバランスを整えるリハビリテーションなどのほかには治療法がありません。変形が進んでいる場合には、装具による矯正や必要に応じて骨切り術などの手術が検討されることもあります。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
福田先生
もし、子どもの足の形に違和感があれば「こんなことで受診して大丈夫かな?」とためらわず、医師へ相談することをおすすめします。保護者にとっては「異常なし」と診断されることも大事なので、不安があれば1人で悩まずに整形外科、可能であれば小児整形外科を受診しましょう。
※この記事はMedical DOCにて<子どものO脚・X脚、もしかしたら病気かも? 原因や治療法、放置するリスクを医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

