「悪性リンパ腫」の生存率はご存知ですか?医師が徹底解説!

「悪性リンパ腫」の生存率はご存知ですか?医師が徹底解説!

悪性リンパ腫のステージ別生存率

悪性リンパ腫のステージ別生存率を以下で解説します。

Ⅰ期

ステージⅠ期の悪性リンパ腫は、病気がまだ限定的な範囲に存在し、体の一部のリンパ節のみに影響を及ぼしています。
この段階では、病気は比較的早期に発見され、治療の可能性が高いと考えられます。

5年生存率は、特定の疾患を持つ人々が5年後までに生き残る確率を示す指標です。
悪性リンパ腫のステージⅠ期の5年生存率は、一般的には約70%から90%と報告されています。
しかし、これはあくまで一般的な数値であり、具体的な生存率は患者様の年齢、全般的な健康状態、リンパ腫の種類など、さまざまな要素によって変動します。

Ⅱ期

ステージⅡ期の悪性リンパ腫は、特定の領域を超えて広がった状態を指します。
ステージⅡまでの悪性リンパ腫の治療成功率は高く、5年生存率は約80%から90%と報告されています。
これは、この段階ではがんがまだ体の限定的な領域に存在し、適切な治療により制御可能であることを示しています。

Ⅲ期

ステージⅢ期の悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫の場合、5年生存率は約65%から80%の範囲にあり、非ホジキンリンパ腫の場合は約50%から70%となります。

ステージⅢ期の生存率は、ステージⅡと比較すると顕著な変化が見られます。
これは、病状が進行し、体内の複数の領域に影響を及ぼしていることを示しています。
この段階では、迅速な治療の開始が極めて重要となります。

Ⅳ期

ステージⅣの悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の5年生存率はそれぞれ約40-65%、約50-65%となります。

一方で、生存率が徐々に低下しているとはいえ、ステージⅢと比較して平均余命に大きな変化は見られません。
これは、病状の進行にもかかわらず、適切な治療とケアにより、患者様の生活の質と期間を維持することが可能であることを示しています。

「悪性リンパ腫」についてよくある質問

ここまで悪性リンパ腫を紹介しました。ここでは「悪性リンパ腫」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

悪性リンパ腫を治療しないと、どのように症状が進行しますか?

甲斐沼 孟(医師)

悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球が異常に増殖し、リンパ節などで腫瘍を形成する血液のがんの一種です。
治療を受けない場合、症状は次第に進行します。
初期段階では、リンパ節の腫れやしこりが比較的早く現れることがあります。
リンパ節の腫れやしこりは、首、わきの下、足の付け根などのリンパ節が多い部分で特に見られます。
悪性リンパ腫が進行すると、腫れやしこりが広がり、全身に症状が現れることがあります。主な全身症状には、発熱、体重の減少、激しい寝汗(盗汗)が挙げられます。
さらに、腫瘍が大きくなると、気道、血管、脊髄などが圧迫され、気道閉塞、血流障害、麻痺などの症状が現れることもあります。

悪性リンパ腫を治療しない場合、生存率や余命はどうなりますか?

甲斐沼 孟(医師)

悪性リンパ腫は、リンパ系の細胞が異常に増殖することにより発生する血液がんの一種です。
治療を行わない場合の生存率は、病型、病勢(病気の進行速度)、病期(病気の進行度)により大きく異なります。
悪性リンパ腫は、その種類や進行度により、治療の効果が大きく異なります。
例えば、病期で分けると、限局期(ステージⅠ〜Ⅱ)の5年生存率は約70〜90%、進行期(ステージⅢ〜Ⅳ)では約40〜60%となります。
これは、病気が進行するにつれて治療の困難さが増すためです。
また、悪性リンパ腫の種類によっても生存率は異なります。ホジキンリンパ腫の5年生存率は約90%、非ホジキンリンパ腫の場合は約70-90%とされています。

配信元: Medical DOC

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