晒された夫の不倫
その瞬間、実が笑えるくらいにむせて、せき込んだ。ビールが彼の喉に詰まり、彼は顔を真っ赤にして何度も何度も咳き込む。
「ゴホッ、ゴホッ!…は?なんのこと?」
両親はきょとんとしている。実がなんとか咳を収めて、青ざめながら私を睨んだ。彼はまだ言い逃れできると思っていたかもしれない。
「何のことかって?実が独身のフリして出会い系アプリで会ってたマイちゃんだよ?この1か月で4回。最後のホテルは、火曜日だったね」
そこまで言われると、実の顔は血の気を失い、まるで作り物のように白くなった。私は、事前に印刷しておいた証拠の束を取り出し、テーブルの上に静かに置いた。ボイスレコーダーの音声データが記録されたUSB、ホテルの領収書(日付と金額付き)、そしてマイちゃんとの親密なLINEのやり取りを時系列にまとめた記録。
「証拠は山ほどあるんだけど、一つ一つここで解説した方がいい?ねえ、お母さんとお父さんも気になるでしょ?」
母が「え…」と小さな声を上げ、父が険しい顔で証拠の束を手に取った。実の口からは、もはや何も言葉が出てこない。ただ青ざめる一方だ。彼は私たち夫婦の約束を破ったことがバレただけでなく。私の両親の前で、その罪を白日の下に晒されたのだ。
「実、約束覚えてるよね?離婚しましょう。そうしたら本当に独身になれちゃうもんね。でもその前に、払うものはちゃんと払ってもらうからね」
さぁ、復讐が始まる。これは、彼への感情的な報復ではなくて、私と和人の未来を守るための闘いだ。実がこれからどんな言い訳をしようと、この証拠の山は、決して揺るがない。公正な離婚調停という形で、粛々と進めていこうと思う。
食卓では、固まって動けない夫と、怒りに震える両親が今にも衝突しそうになっている。地獄の食卓は始まったばかりだ。
あとがき:最後の晩餐。公正な復讐の完成
最後の夕食のシーンは、さくらの復讐劇のクライマックスです。彼女は夫を二人きりの場所ではなく、実家の両親という「社会的な場」で断罪しました。最も安心している瞬間に突きつけられた事実は、夫にとって最大の屈辱となったでしょう。
テーブルに置かれた証拠の束は、さくらが流した涙の代わりに積み重ねた努力の結晶です。彼女の行動は、感情的な報復ではなく、法的・社会的に適切な解決へと向かうものになりましたね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

