脳梗塞の治療薬に希望の光!?
脳梗塞治療の分野で躍進的な取り組みが進んでいるようです。最近では、治療薬に新たな光が差し込みました。それが、創薬ベンチャーのティムスが手がける「TMS-007」という脳梗塞の急性期治療薬です。
同社によれば、発症後4.5時間以内であれば既存の治療薬の投薬で回復の可能性が高まることから、早期発見、早期投薬が重要になるのだとか。一方で、既存治療薬は投薬可能時間が限られていることや、血栓溶解作用が強く副作用のリスクを伴うため、実施する施設や医師、患者に厳しい適応基準が設けられていて投薬の実施は限定的となっているとのこと。
そこで、急性期脳梗塞の治療薬候補として「TMS-007(JX10)」を開発し、現在臨床試験を行っているそうです。臨床試験では、発症後の投与可能時間を約3倍の12時間と大幅に伸ばせる可能性を示す結果が得られたようです。次世代の脳梗塞治療薬候補として、多くの患者さんを救うことができるように開発を進めているそうですよ。
脳梗塞の不安が大きい中、今後、治療環境がよくなる可能性があるというのは希望が湧いてきますね。新薬開発が早期に進むよう祈るばかりです。
