「一般家庭に普通にあるものにしていきたい」 料理クリエイター・りよ子さんが目指す“せいろ”の今後

「一般家庭に普通にあるものにしていきたい」 料理クリエイター・りよ子さんが目指す“せいろ”の今後

料理は“目で楽しむ”ことも意識している


小竹:今日はりよ子さんと一緒にせいろ蒸しを作ります。楽しみです。

りよ子さん(以下、敬称略):今日は私の新刊『すべてを蒸したい せいろレシピ、-おかわり!』の表紙になっている、「豚バラとカラフル野菜のミルフィーユ蒸し」を作りたいと思います。

小竹:では、まず材料を教えてください。

りよ子:豚バラ薄切り肉200g、トマト1~2個、カブ2個、にんじん3分の1本、ズッキーニ緑と黄色を各2分の1本、さつまいも3分の1本、ナス1本、塩、オリーブオイルを各適量です。

小竹:ズッキーニの2色使い。さすがにおしゃれですね!季節の野菜でもいいのですか?

りよ子:はい、大丈夫です。綺麗に全種類揃えなくても、3色くらいでも可愛いので、色でお好きな野菜を選んでいただけたらと思います。今回は、緑と黄色とオレンジ、紫、赤といった感じですね。

小竹:では、早速作っていきましょう。まずは、食材はどのように切っていけばいいですか?

りよ子:全ての野菜を5ミリくらいの薄い輪切りにしていきます。


小竹:新刊の表紙はどのように考えたのですか?

りよ子:最初は表紙案がいくつかあったのですが、簡単だけど見た目が華やかで可愛いということが伝わるレシピをひとつ入れたくて。ミルフィーユなら、切って重ねてという簡単な工程だけど、見た目がすごく華やかなことが伝わると思って考えました。

小竹:料理を作るときに、おしゃれさや可愛らしさなども考えるのですか?

りよ子:よく考えます。1人のときはあまり考えないのですが、動画を作るときは考えていますね。目でも楽しめるということも意識しています。

せいろを選ぶときはサイズを重視したほうがいい


小竹:せいろはどういったものを使うといいですか?

りよ子:素材は竹とか杉とかいろいろとあるし、サイズもたくさんあるのですが、基本的にどの素材でもどのサイズでも蒸し上がりの味に影響は一切ないです。だから、選ぶときはサイズですね。家族が多ければ大きめのサイズで、1人の場合は21cmというサイズをおすすめしています。

小竹:それはなぜですか?

りよ子:冷凍うどんや焼きそばの袋麺が綺麗に入るサイズなんです。18cmとかだと、凍ったものは蓋が閉まらなくて作れなかったりするので、初めての方には21cmをおすすめしています。

小竹:何個買うといいとかはありますか?

りよ子:2段にすると、同時に上の段と下の段で違う料理を作れたり、量を倍で作れたりするので、すごく便利ですね。

小竹:大きなサイズのせいろだと蒸し時間も早くできるみたいなことは?

りよ子:大きなせいろだと、食材に対して蒸気の当たる量が多いというか、せいろの中に熱い蒸気が充満するので、やはり蒸す時間も早いです。

小竹:2冊目の本には、食材別の蒸し時間も書いてありますが、思ったよりも短くてびっくりしました。

りよ子:野菜は基本的に5~10分でいけちゃいます。あと、使ってみていただくと、硬めの食感で食べたいとか、とろっと柔らかく食べたいとか、好みが見えてくるようになるので、自分の好みの時間を見つけるのも楽しみの1つですね。

小竹:蒸し時間が違うものの場合、後から入れていくのですか?

りよ子:丁寧に作るときは、豆苗などは一瞬で蒸されるので、後から入れますね。ほったらかし重視の場合は、多少色がくすんだり、柔らかくなったりするのですが、おいしくないわけではないので、蒸し時間が長いものに合わせて一緒に入れちゃいます。

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