ショウタさんと沖縄での結婚式を控えているマミさん。二人とも両親が離婚しており、マミさん側は母親と姉、ショウタさん側は母親と妹だけを式に招待し、お互いに会っていない父親は呼ばないことにしていましたが、ショウタさんの父方の祖母を介して、ショウタさんはほとんど記憶がなく、消息不明と思っていた父親に会うことに。ショウタさんに誘われて一緒に行ったレストランで義父に会ったマミさんは、初対面からデリカシーのない義父にドン引き。さんざん飲んで食べながら、体調が悪いだの通院でお金が無いと言い出し、「結婚式には参加したいけれどお金が・・・招待なら行けるけど」と図々しいことを言う義父に不信感しか持てないマミさんとは対照的に、ショウタさんは父親との再会に感動している様子。義父の旅費は自分が出すから来てほしいと独断で決めてしまい、義父が借金を作り出て行ったことが離婚の原因と聞いていたマミさんは愕然。お金を払う気などサラサラ無いのが見え見えの発言にも、「これくらい払うよ」とショウタさんは嬉しそうにタクシー代まで支払うのを見て絶句したマミさんが「お義母さんたちにいつ話すの？」とたずねるも、「マミもお父さんに連絡してみたら？」とすっかり浮足立っているショウタさんを見て、「父親に対する思いに違いがあるのかな」と考え込みました。
「お父さんが参列するって飛行機に乗る直前に聞いた」義妹の言葉に絶句
消息不明と思っていた父親との再会に感激して浮かれているショウタ。でも私は初対面にもかかわらず「コレ」呼ばわりされたり、レストランでさんざん飲み食いしておきながら「病院通いでお金が無い」と見え透いた嘘をつく、「財布を忘れた」とわざとらしく言ってショウタに飲食代とタクシー代まで出させる体たらくにうんざり。でも沖縄での結婚式の旅費をショウタが払うと義父を招待したのにはドン引き。義母になんの相談もなく勝手に結婚式に招待してしまったこと、義父に来てほしくなかったこともあり、浮かれているショウタを見て不安になりました。
その後、ショウタの独断に戸惑いながらも日々は過ぎ・・結婚式の日を明日に控え、私たちは挙式を行う沖縄に移動することに。ところが・・。
「マミさん！」とショウタの妹に険しい表情で呼ばれた私。
「どうしたの？」とたずねると、「うちのお父さんが参列するって・・。私とママ、さっき飛行機に乗る直前に聞いて・・」と言われ、「えっ！」と驚く私は「ショウタ・・言ってなかったの！？」とビックリ。
「ママ・・かなり動揺してたけど、お祝いの席だからって・・。マミさん、お父さんがいつ来るのか知らない？」そう聞かれて、「あ・・えっと、ショウタからは、現地で待ち合わせって・」と知っていることを伝えると、「わかった！ありがとね」そう言って部屋を出て行きました。
「ショウタ・・私にはお義母さんに許可取ったって言ってたじゃない」と心の中で呟いた後、「ショウタ・・どういうこと？お義母さんにお義父さんのこと話してなかったの？」と聞くと、
「サプライズだよ！母さんたちを驚かせたかったんだ。僕と父さんの仲が良好だって伝えたかったし、これから父さんを迎えに行ってくるから！みんなと待ってて！」とお義母さんや義妹の気持ちも考えずに浮かれているショウタを見て、「違う意味で驚いてるよ。お義母さんたち・・」と言うも、それ以上は何も言えなくなってしまいました。
その後、結婚式を明日に控えたマミさんとショウタさんが沖縄へ移動すると、ショウタさんの妹に、義父が結婚式に参列することを飛行機に乗る直前に聞いたと言われてビックリ！ショウタさんはマミさんに、義母の許可を取ったと言っていたのです。心配になりショウタさんにたずねるも、「サプライズだよ！」とウキウキしているショウタさんを見て、義母や義妹が違う意味で驚いていることを伝えるも、それ以上は何も言えなくなってしまったマミさん、ショウタさんはすっかり浮足立って、周りが見えなくなっているようですね。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：船井 秋 編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
