今回ご紹介する商品は、どれもお取り寄せできるものばかり。手土産やギフトにすれば、家族や恋人、友人と過ごすクリスマスが素敵なものになりますよ。
平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。
ベルガモット・ローズの香りと味わいが軽やかに重なり合う、公式オンラインブティック限定ケーキ

「ピエール・エルメ・パリ」のクリスマスコレクション2025「ABYSSES」のひとつ、ベルガモットとローズが融合したユニークな味わいのショートケーキ。淡いピンクの上品な色合いが目をひきます。
愛らしいピンク色の軽やかなローズクリームに、桃色を帯びた黄色いバラの花びらを散らした華やかな新作ショートケーキ。なるほど、光ゆらめくまばゆいオーロラを思わせます。
中には、アールグレイの香りづけに使われる柑橘・ベルガモット風味のシャンティー入り。薄い層でベルガモットコンフィも忍ばせてあり、口の中ですっととけて、心地よい酸味とさわやかな香りが広がります。むろんバラも食用なので、やさしい甘さのクリームと共に味見してみては?
2025年の「ピエール・エルメ・パリ」のクリスマスケーキの中でも、公式オンラインブティック限定という知る人ぞ知る品。直径12cmサイズなので、2~3人でいただくにも程よいサイズです。(平岩理緒さん)
ロザリオ礼拝堂に着想を得た、真っ白でやさしい味わいのチーズムース

京王プラザホテルの2025年新作クリスマスケーキのひとつ、“白い教会”を意味する名前を冠した真っ白な佇まいのケーキ。果実のジュレを重ね、トンカ豆香るチーズムースで包んでいます。赤やオレンジのカラーがアクセントになり、上品な白の美しさを引き立てています。
フランスの画家アンリ・マティスが手掛けた、白が美しい「ロザリオ礼拝堂」にインスピレーションを得て、光と鮮やかな色を意識してデザインした新作ケーキ。ホワイトチョコレートの白色とまろやかな甘さに、フルーツ類の色鮮やかさと酸味という対比が楽しめます。
ストライプ状に絞られているのはホワイトチョコレートのガナッシュ。全体はトンカ豆が甘く香るフロマージュのムースで、中には苺やサワーチェリーのコンポート入り赤ワインジュレに、アプリコット・パッションフルーツ・オレンジ味のジュレ、ホワイトチョコレート入りのしっとりしたビスキュイ入り。
シャンパンやワイン、ウイスキーなどお酒とも相性のよい1台です。(平岩理緒さん)

