すべて本人が手がける総合芸術空間

「EXPO 2025」の最大の特徴とも言えるのが、海沿いの音楽ホール一棟を年に一度貸切り、ホール内を作品のテーマごとに区切って、作品展示のみでなく、音、香り、さらにグッズ制作や販売、来場者の対応に至るまで演出をすべて本人が手がける総合芸術空間。それが全て、アリカワコウヘイ氏の手による作品ということが驚きだ。

“place” Ko-hey! Arikawa 2025
今年は、同展のサブタイトル“僕の場所はキミの場所”というテーマに合わせ、『place』シリーズの最新作として、幸せを鑑賞者に共有する空間作品も発表。

小屋の中は、ともに人生を形作ってきた「宝物」たちで埋め尽くされており、鑑賞者は、そっと置かれた菓子を持ち帰ることもできる。
異色のシリーズ『それでもキミは戦うのか』

“それでもキミは戦うのか -NEVER STOP, GO AHEAD.-” Ko-hey! Arikawa 2025
そのほか、2008年、活動6年目に発表された異色のシリーズ『それでもキミは戦うのか』にも注目。笑顔を描けなくなった時期に生まれたこの作品群は、アリカワ氏の中にある“痛み”を正面から見つめ直し作品に昇華させた転機となった作品だ。
それから17年。いま彼が描く“戦う”は、痛みから逃げずに乗り越えてきた彼だからこそ描ける再生と希望の優しさを内包している。悲しみも迷いも受け入れた上で、それでも光を探し続ける“生きる力”そのものを描き切った眼差しは、年齢や性別を超えた多くの鑑賞者の心に語りかけてくる。

“Lamination” Ko-hey! Arikawa 2025
さらに、ザ・リッツカールトン沖縄のメインエントランスでの常設作品が評判を呼んでいるとのこと。「Lamination」シリーズや、

“Monolith-Naked-” Ko-hey! Arikawa 2025
「Monolith-naked-」など最新作が並び、鑑賞者の心を掴んで離さない。
