「マイコプラズマ肺炎」で使用される「薬」はご存知ですか?種類についても解説!

「マイコプラズマ肺炎」で使用される「薬」はご存知ですか?種類についても解説!

マイコプラズマ肺炎の対症療法

マイコプラズマ肺炎の対症療法

マイコプラズマ肺炎の症状はどのような薬で治療しますか?

マイコプラズマ肺炎の治療では、原因菌に対する抗菌薬だけでなく、症状をやわらげるための薬も重要です。例えば、発熱が続いて身体のだるさや頭痛が強いときには、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬を使用して症状を緩和します。咳が強く夜間の睡眠を妨げる場合には、咳を抑える鎮咳薬や痰を出しやすくする去痰薬が処方されます。また、喉の痛みがあるときには鎮痛薬やトローチなどを使用し、日常生活が少しでも快適に過ごせるように対症療法を行います。

さらに、マイコプラズマ肺炎は免疫反応が強く出やすい感染症であり、体内でサイトカインと呼ばれる炎症性物質が過剰に分泌される高サイトカイン状態になることがあります。このような経過で重症化や難治化した場合では、副腎皮質ステロイドを併用することがあります。しかしルーティンでの使用は推奨されておらず、個別の重症度・合併症・酸素化を踏まえ、専門医の判断で適応を検討します。ステロイドは免疫の過剰反応を抑え、肺の炎症を和らげることで回復を助ける効果が期待できます。

マイコプラズマ肺炎の咳は薬を飲むことで早く治りますか?

抗菌薬を内服しても、マイコプラズマ肺炎に伴う咳はしばらく続くことが珍しくありません。特に夜間や身体を動かしたときに咳が強く出ることがあり、患者さんにとっては大きな負担となります。これは気道の炎症が完全に収まるまでに時間がかかるためで、抗菌薬で菌の増殖を抑えても症状がすぐに消えるわけではないのです。そのため、治療の中心は咳止めや去痰薬を使って咳を抑え、和らげることです。

マイコプラズマ肺炎による長引く咳の治療法を教えてください

マイコプラズマ肺炎では、抗菌薬を適切に服用していても、炎症の影響で咳が数週間にわたり残ることがあります。このような場合には、まずは咳止めや去痰薬を継続して使用し、症状を少しずつ和らげていきます。

さらに、部屋の空気が乾燥していると咳が悪化しやすいため、加湿器を用いたり水分をこまめに摂ったりして気道を潤すことが有効です。十分な休養も重要で、身体を安静に保つことで回復を早められます。加えて、一部の患者さんではアレルギー反応が関わっていることもあり、その場合には抗ヒスタミン薬や吸入薬を使うことで症状の改善が期待できます。咳が長引いてつらいときには、自己判断せずに医師に再度相談することが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

マイコプラズマ肺炎は、特効薬ですぐに完治する病気ではありません。症状や重症度に応じた治療介入により回復を早めつつ、咳や発熱などについては症状を和らげる対症療法を行いながら療養をすることが大切です。特に小児や高齢の方では長引くこともあり、自己判断で薬を中止しないようにしましょう。

参考文献

『2024年のマイコプラズマ肺炎の流行と分子疫学的な背景』(バムサジャーナル)

『Epidemiology of MycoplasmaPneumoniaeinfections in Japan and therapeutic strategies for macrolide-resistant M.pneumoniae』(Yamazaki T, Kenri T)

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。