“急かす”を“寄り添う”に
そこから、私は朝の言葉を意識的に変えてみようと努めました。
「あと10秒!」ではなく、
「(時計の針が)10になったら、一緒に行こうか」
「ママも手伝っていいかな」
「一緒にやろっか」
時間に追われることは変わらなくても、できるだけ穏やかに声をかけるようにしたのです。
最初はかける言葉もぎこちなく、正直心の中では「急いで!」と叫びたくなることもありました。
けれど、「一緒にやろう」と声をかけるたび、娘の表情が少しずつやわらいでいくのを感じました。
優しい言葉が連鎖した、小さな朝の奇跡
気づけば、朝の支度が以前よりスムーズになっていました。
ある日、娘が弟に「あと少しで出るよ~」と優しく声をかけているのを見たとき、思わず笑みがこぼれました。
まるで、私の言葉の変化がそのまま子どもたちに映し出されているようでした。
もちろん完璧には程遠いですが、少しの言葉の違いが、少なくとも我が家の空気をこんなにも変えるのだと実感しました。

