「急な腹痛と下痢」の原因はご存じですか?対処法と受診の目安も医師が解説!

「急な腹痛と下痢」の原因はご存じですか?対処法と受診の目安も医師が解説!

急な腹痛と下痢の症状の正しい対処法は?

急な腹痛と下痢に襲われたとき、どのように対処すれば症状を和らげることができるのでしょうか。ここでは、ご自身でできる正しい対処法について解説します。

腹痛や下痢の症状を落ち着かせるにはどうしたら良い?

腹痛や下痢のつらい症状を少しでも和らげるためには、まず体を休ませることが大切です。横になるなど、楽な姿勢で安静にしましょう。お腹を締め付けるベルトや衣服は緩めてください。下痢で失われる水分と電解質を補うため、水分補給は非常に重要です。冷たい飲み物は胃腸を刺激することがあるため、常温か人肌程度のものを選びましょう。食事は、症状が強い間は無理に摂らず、胃腸を休ませます。回復してきたら、消化の良いおかゆやよく煮込んだうどん、すりおろしたりんごなどから少しずつ再開してください。まずは楽な姿勢で安静を保ちましょう。お腹を温めると痛みが和らぐことがありますので、腹巻きをしたり、毛布をかけたりするのも良い方法です。水分は、経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ、こまめに摂取するのが効果的です。

下痢止めや胃腸薬などの市販薬を使用しても問題ない?

薬局では様々な種類の胃腸薬が販売されていますが、症状改善のために使用してみてもいいかと思います。食べ過ぎや飲み過ぎ、冷えなどが原因で、細菌感染の可能性が低いと考えられる場合には、市販の整腸剤などが症状の緩和に役立つことがあります。しかし、血便や高熱など重症な症状がある場合、細菌感染や他の消化器疾患の可能性があるため、速やかに医療機関を受診してください。

「急な腹痛と下痢」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「急な腹痛と下痢」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

突然水下痢になっておなかが痛いとき、水分は控えるべきですか?

伊藤 陽子(医師)

いいえ、水分を控えるべきではありません。むしろ積極的に補給する必要があります。水のような下痢(水様便)が続くと、体は水分と同時にナトリウムやカリウムといった電解質も大量に失い、脱水症状に陥る危険があります。脱水を防ぐために、水やお茶だけでなく、電解質も効率よく補給できる経口補水液やスポーツドリンクを、少量ずつこまめに飲むようにしてください。飲む温度としては、お腹の冷えに繋がらないよう、常温に近い温度のものをおすすめします。

急な下痢で腹痛・吐き気・冷や汗に見舞われたときの対処法を教えてください。

伊藤 陽子(医師)

急な下痢に加えて、腹痛、吐き気、冷や汗といった症状が同時に現れた場合、体は相当なストレス状態にあります。まずは横になり、安静を保つことが優先です。吐き気があるときに無理に水分を摂ると、嘔吐を誘発してしまうことがあります。吐き気が少し落ち着くのを待ってから、一口の水分から試してみてください。症状が非常に激しい場合や、意識が朦朧とするような場合は、我慢せずに救急車を呼ぶことも検討しましょう。

配信元: Medical DOC

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