「墓まで持っていく汚点」発言に共感多数!
「買春経験なんて『墓まで持っていくレベルの人生の汚点』なのに、カジュアルに語れる空気感がおかしい」――11月12日にあるアカウントがX(旧Twitter)に投稿したこの強烈な一文は4.6万いいねを獲得し、瞬く間に拡散され、巨大な論争を巻き起こしています。
この議論の核心は、単なる賛否を超えた「世代間で異なる倫理観の断層」、そして「法と実態の著しい乖離」です。
日本では1956年に施行された売春防止法により、対価を伴う性行為は「違法」とされています。にもかかわらず、なぜ「個人の自由」や「汚点ではない」といった議論が続くのか? それは、「ソープランド」などの「特定のサービス」が法律上のグレーゾーンとして長年存続し、買春行為そのものへの罰則規定が曖昧だったという日本特有の事情があるからです。
そして、この問題は「男性全体の問題」として語られがちですが、SNSでは「男性でも風俗に行かないのが多数派」(6.2万いいね)という声も多く、買春行為を一部の層の倫理観の問題として厳しく批判しています。
特にジェンダー平等や搾取への意識が高い若者層からは、買春を「犯罪的」と断じる厳しい声が噴出。一方、買春を「個人の選択の自由」と捉える層からは、「職業差別だ」と反発が起きています。
現代日本が直面する性の倫理観の「断絶」を、SNSのリアルな声と法的背景から深掘りします。
なぜ若者は「汚点」だと断じるのか?
買春を強く非難する声の根底には、個人の倫理観を超えた、家族や社会的責任、そして人権の問題意識が見えます。
寄せられた声で多いのは、「子持ちが買春してるんだもん。終わってる。」という、買春は「道徳的失敗」であり、家族への背信行為であるという意見。
また、「買う人 売る人同じくらいの刑を与えないと減らないと思う。」など、売春防止法の曖昧さを批判し、買春側にも社会的抑止力となる処罰を求める声も多く寄せられています。
タイトルにもあるように、「汚点」という価値観を強調する声も。買春を「個人的な快楽」ではなく、「人生全体を汚す重大な過ち」と捉えている若者たちは、買春を「構造的な搾取」と捉え直す視点を持っており、これが「汚点」という強い言葉に繋がっています。

