狭心症を発症すると喉が詰まるように感じる原因
狭心症を発症して喉が詰まるような原因として以下が考えられています。各々の原因について具体的に説明します。
放散痛
心筋への血流不足により胸痛が起こり、その痛みが神経を介して喉に伝わる痛みを「放散痛」といいます。胸痛同様、安静にすると数分でおさまることが多いです。繰り返す場合は、循環器内科を早めに受診することが重要です。長く続いたり、冷汗や息苦しさを伴ったりする時は緊急性が高いので早急に循環器科を受診ください。
自律神経の刺激
狭心症によって起こる心臓の虚血が要因で自律神経が刺激されると、喉や食道周囲の筋肉が一時的に緊張します。その結果、実際には狭くなっていないのに喉が詰まったように感じることがあります。胸痛が軽くても喉の違和感が主症状となることもあります。症状が続く場合は早めに循環器科を受診しましょう。
非典型的症状としての喉の違和感
高齢者や糖尿病患者さんでは、痛みを感じる神経の働きが鈍くなるため、典型的な胸痛を感じにくくなります。すると、喉、顎、肩の違和感などのぼんやりとした症状という形で感じられるケースもあります。心筋の酸素不足によって起きた痛みの信号が神経を介して喉や顎へ伝わるため、実際に喉に異常がなくても詰まるように感じる状況です。これらの症状は、胸痛と比較して目立たないため、医療機関への受診が遅れやすいのが特徴です。
狭心症の主な症状
運動や階段昇降時などの運動をした時に、狭心症の症状が起こることが多いです。主な症状を以下に紹介します。
胸痛や胸部圧迫感
発作時に胸痛や胸部を圧迫されたような症状が生じます。階段昇降や早歩きなどの労作がきっかけで起こることが多く、安静にすると数分で改善します。しかしながら、症状が継続する時は、心筋梗塞の可能性があるため、早急に循環器内科の受診が必要です。
喉の詰まり
胸痛などの胸部症状がはっきりせず、喉の詰まりが起きることがあります。これは、放散痛や自律神経の刺激によって起こります。まずは、安静にすることが重要です。繰り返す場合は循環器内科を受診する必要があります。
息切れや呼吸困難
胸痛が目立たず、息切れや呼吸困難として症状が現れることもあります。特に高齢者では、このような症状が中心になることが少なくありません。症状が出た場合は安静にして、症状の改善を待ちましょう。継続する場合は、ためらわず内科や循環器内科を受診しましょう。

