野球肘の前兆や初期症状について
野球肘は前兆となる自覚症状が乏しく、はっきりと症状を訴えることが少ないのが特徴です。痛みや可動域制限といった症状を訴える時には重症化していることが少なくありません。
野球肘は選手本人の自覚症状が乏しいため、チームの指導者やトレーナーが見極めることが大切になります。初期では他者が外反を強制することで痛みを訴えることや、筋肉や骨への圧痛や可動域の左右差が見られることがあるため、日々のチェックが重要です。
野球肘の検査・診断
野球肘の検査は理学所見やエコー診断、レントゲン・MRIなどの画像診断で行います。
理学所見
理学初見では、肘に対する外反ストレステストや、筋肉や骨の圧痛、可動域のチェックを行います。外反ストレステストでの痛みや圧痛、可動域の左右差があれば野球肘の可能性があります。しかし、理学所見のみで野球肘と確定診断はできず、特に初期段階では理学初見で野球肘を発見するのは困難です。
エコー診断
エコー診断は理学所見で痛みがない野球肘の発見に役立ちます。特に野球肘は初期症状が少なく、痛みがなくても炎症が起きている可能性はあるので、早期発見のためにエコー診断は重要です。
炎症の発見のみに着眼すればMRIでも可能ですが、エコー診断は現場で発見できる利点があります。ポータブルエコーであればどこでも使えるので、選手の定期ケアなどで早期に発見できる可能性も高くなります。
レントゲン•MRIなどの画像診断
レントゲン•MRIなどの画像診断ではエコーよりも正確な診断が可能です。骨棘や離断性骨軟骨炎はレントゲンでも発見できますが初期段階では見落とされることもあるため、初期段階ではMRIの方が炎症や病変の特定に向いています。

