乾皮症の前兆や初期症状について
乾皮症の前兆や初期症状は人によって症状の程度や感じ方が大きく異なります。初期症状として代表的なものは皮膚の乾燥で、手足によくみられます。皮膚の表面にカサカサと乾いた状態や、粉をふいているような所見が見られたら注意が必要です。
乾燥が進行すると、次第に痒みや皮膚の赤み、ひび割れが現れ始めます。場合によっては、皮膚が硬くごわついた状態となることや、鱗屑(りんせつ)という皮膚の表面が魚の鱗のように見える所見が見られることがあります。
乾皮症の多くは軽度な症状から始まり、進行すると徐々に強い痛みや出血を伴うようになります。一度悪化した皮膚を改善するには時間がかかるため、前兆が出ていると感じた場合は早期的に皮膚科を受診し、治療に臨むことが大切です。
乾皮症の検査・診断
乾皮症は、皮膚の乾燥や赤み・ひび割れ、鱗屑(りんせつ)の症状が出ているか視診によって診断します。さらに、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、魚鱗癬の症状と類似していることから乾皮症と鑑別する必要があります。
鑑別診断に必要な検査として、アレルギーの原因物質をとくていするためのパッチテストや顕微鏡で組織を詳しく調べる生検、細菌や真菌などの感染症の原因を調べる培養検査があります。
これらの検査結果に加えて乾皮症に特徴的な皮膚の見た目や症状、病歴、生活習慣を総合的に判断して乾皮症を診断します。

