
草なぎ剛が主演を務めるドラマ「終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第6話が11月17日に放送された。前回、「一気に昼ドラ」と話題になったラストの続き。樹(草なぎ)は、利人(要潤)に呼び出されることになった。(以下、ネタバレを含みます)
■遺品を通して家族や人生を向き合うヒューマンドラマ
本作は、妻を亡くし、シングルファーザーとして生きる鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく、心温まるヒューマンドラマ。
遺品に刻まれた残された者へのメッセージを解き明かすほか、切ない大人の恋も描かれる。
手広く事業を展開する御厨ホールディングス次期社長の妻で絵本作家の真琴を中村ゆり、「Heaven’s messenger」の新人遺品整理人・久米ゆずはを八木莉可子、現場歴10年のベテラン遺品整理人・矢作海斗を塩野瑛久、「Heaven’s messenger」の社長・磯部豊春を中村雅俊、真琴を未婚で生んだ母で「Heaven’s messenger」に生前整理を依頼する鮎川こはるを風吹ジュンが演じる。
■樹が寝込んだ真琴の夫・利人の電話に出る
こはるがかつて愛した人を探して伊豆へと旅に出た樹と真琴。悪天候で交通機関が運休になり、宿泊することにするも空きが1室しかなかった。真琴の体調が悪化してやむを得ず部屋をとり、真琴を寝かせたところで、真琴のスマホに夫の利人から着信。それに樹が出るという展開で前回は幕を閉じた。視聴者からは「出ちゃダメでしょ」「一気に昼ドラめいてまいりました」などと反響があった。
気になるその続き。樹は真琴が高熱を出していると話し、電話ながら頭を下げて「申し訳ありません」と言うところが、樹らしくもあった。
ただ、その姿を見ていないことはもちろん、自分が不倫していることも棚に上げたうえで、不機嫌な利人。その原因は真琴から伊豆へ行くことを聞かされていなかったこともあり、樹にその説明も求めた。聞き終えた利人は「うそだとしたら稚拙ですが、電話に出ていただいたことは評価しますよ」と言い、「鳥飼さん、あなたとはいずれきちんとお話しなければならないと思っています」と続けた。
■利人に呼び出された樹、ヒリヒリしたやり取りが展開
翌日、熱が下がった真琴は、樹が利人の電話に出たことに驚き、「知られたくなかった」と怒るが、そこには「これは鳥飼さんと私だけの大切な思い出…」という本音が。複雑な思いが芽生えつつあるのだ。
樹は利人からすぐ帰すようにと言われていたが、真琴の願いもあって、こはると、こはるが愛した人で真琴の父=佐々木の足跡を最後までたどることに。佐々木はすでに亡くなっていたが、駆け落ちしてきた当時の伊豆でのこはるとの暮らしぶり、なぜ別れることになったのか、佐々木が妻と死別してから伊豆に戻ってこはるの絵を描いていたことが分かった。
そして樹が利人と対面する機会はさっそくやって来た。利人に呼び出されたのだ。
真琴がすぐに帰ってこなかったことに加えて、「客の父親捜しの手伝いまでするとは、おたくの会社は随分ときめ細かいサービスをしておられる」と嫌味たっぷりに言う利人。樹は「依頼人に寄り添うのが社長の方針ですので」と答えた。
すると、利人が思いがけないことを話しだす。評判はいいが経営状態がいいとはいえないHeaven’s messengerについて「よろしければ出資も含め、うちでご相談にのりますよ」というのだ。
突然のことに戸惑いながらも、「御厨さんの会社とうちとでは、経営方針も理念もまったく違う。合わないと思いますよ」とはっきり意見を述べる樹。
利人は「別に、無理にとは言いませんよ」と冷ややかに言いつつ、「首に縄をつけておくわけにはいきません。あなたが妻と何をしようと構いませんよ。ただ、婚姻関係は法に守られているということだけはお忘れなく」とくぎを刺した。
ヒリヒリしたやりとりを繰り広げた利人は、秘書に樹のことをしばらく見張るように命じた。真琴と利人は心が通いあっておらず、夫婦関係は破綻しているといえるが、どうなるのか。
樹と真琴と一緒に佐々木のアトリエを久しぶりに訪れたこはるが涙を見せることはなかった。それを不思議に思う真琴に、こはるは「泣くことなんか何もない。この先、何があろうと私たちの時間は幸せ以外の何物でもなかった。そう決めたの、俊さんと」と明かし、「一緒にいられなくても、二度と会えなくても、後悔しない。その覚悟ができたから。あんたも本気で誰かを守りたいと思ったら、覚悟をもちなさい」と告げた。
亡き妻との結婚指輪をつけて思い続け、人に寄り添うという愛情深さも持つ樹。そんな樹も真琴も“覚悟”をする日がくるのだろうか。
視聴者からは「利人、人のこと言えないと思うんですけど」「利人何か企んでるよね」「樹vs利人の対峙シーンよかった」や、「こはるさんの覚悟と、その気持ちの強さに感動した」「こはるの覚悟の決め方がすごいな」「いろんな愛のかたちがあるんだ」といった反響が寄せられた。
※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部

