“汚すぎるトイレ”に、のんも絶句『MISS KING / ミス・キング』冒頭1分55秒を映像公開 生きた虫も投入されたこだわりのセット

“汚すぎるトイレ”に、のんも絶句『MISS KING / ミス・キング』冒頭1分55秒を映像公開 生きた虫も投入されたこだわりのセット

『MISS KING / ミス・キング』冒頭1分55秒が映像公開された
『MISS KING / ミス・キング』冒頭1分55秒が映像公開された / (C)AbemaTV, Inc.

のんが主演を務める、9月29日(月)夜8:00スタートの新ドラマ「MISS KING / ミス・キング」(ABEMA、全8話)より、のん演じる主人公・国見飛鳥の、復讐劇の幕開けとなる第1話の冒頭シーンが先行公開された。


■殺意のこもった眼差しでにらみつける冒頭シーン
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥(のん)が、その深い憎しみから開花させた将棋の才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。のんにとっては、これまでの透明感あふれるイメージを一変させ、影のある役に挑戦。抑えきれない怒りを胸に、“盤上で戦うダークヒーロー”を演じる。

今回、第1話冒頭1分55秒がABEMA公式YouTubeにて公開。山岸聖太監督もお気に入りの場面としてピックアップしている、第1話冒頭で描かれる公衆トイレのシーンは、父を殺すことを決意し、ナイフを握りしめた飛鳥が、汚れ切った公衆トイレの洗面台の鏡に写った自分自身を殺意のこもった眼差しでにらみつけ、流れ出た鼻血を乱暴に拭う場面。

いまだかつてないのんの姿がダイレクトに映されるシーンであり、“将棋”をテーマにしたドラマの幕開けとは思えない、ただならぬ空気感が立ち込める緊迫の場面となっている。飛鳥演じるのん自身も「ここまで笑顔を見せないキャラクターは初めて」とコメントしており、人生のどん底に陥った飛鳥の“絶望”と“怒り”を感じさせる、印象的な冒頭1分55秒となっている。

■生きた虫も投入する徹底ぶり
公衆トイレは撮影のために都内近郊の倉庫の中に立てられたセットとはいえ、床にはゴミが散乱し、漏れた水がしたたり、“生きた虫”も実際に投入するという徹底ぶり。当初は実際の公衆トイレを借りてロケする案もあったそうだが、山岸監督は「ありがたいことに今の公衆トイレはどこも綺麗で、理想とする汚いトイレがどこにもなかったです(笑)。物語は飛鳥が地獄のようなどん底にいるところからスタートするわけで、飛鳥の心象風景を表す上では入るのも嫌になるくらい汚い公衆トイレが必須でした」と語った。

そんなこだわりの撮影現場に足を踏み入れたのんは、あまりの“汚すぎる公衆トイレ”に思わずビックリ。洗面台に手を置くことを少し躊躇しているのんに、山岸監督が「この汚れは全部絵具ですから大丈夫ですよ」と声をかけて安心させる一幕も。

またこのシーンでは、通常の鏡を使用するとカメラや照明、音声機材などが映り込んでしまうため、本物の鏡を使わない特殊な演出で撮影が行われました。鏡に見立てたセットを使い、鏡側にはのん本人、手前には代役が立ち、まるで鏡に映っているかのように見せる演技が求められたのです。動きや表情を完全にシンクロさせる必要があり、のんが代役に積極的に声をかけながら細かく演技のタイミングを確認する姿も。リアリティを追求しながら、作品づくりが丁寧に進められていく。

さらに鼻から血が一筋垂れる印象的なシーンでは、数人のスタッフがのんの鼻に血のりを仕込むため、カメラに映らない死角から素早く出たり入ったりと息を合わせて動き回る。その様子を見たのんは「鼻血屋さんが3人もいるから…」と思わず笑い出す場面もあり、現場は終始和やかな雰囲気に包まれた。








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