全国トイレ格差が明らかに!「洋式化率」で京都府と香川県に3.4倍の差
トイレの「地域格差」が深刻な問題となっています。全国2万か所以上のトイレデータを保有する「TOIMAP(トイマップ)」を運営するKICKs(キックス)が発表した分析結果によると、インバウンド対応で重要な指標となる「洋式化率」で、トップの京都府(96.6%)と最下位の香川県(28.2%)の間には3.4倍もの格差があることが分かりました。
京都府は洋式化率96.6%でほぼ完全普及
今回の分析は、TOIMAPが保有する全国2万カ所以上のトイレデータと、各自治体が公開する「公衆トイレオープンデータ」を組み合わせて実施されました。対象となったのは100か所以上の施設データを公開している14都道府県(合計4383か所)です。
洋式化率のランキングでは、トップの京都府(96.6%)に続いて宮城県(74.9%)、和歌山県(74.4%)が上位3位に入りました。一方、最下位は香川県(28.2%)でした。
特に注目すべきことは、東京都(66.5%)や大阪府(69.0%)といった大都市圏でさえ7割程度にとどまっていることです。観光客の多い大都市においても、和式トイレに遭遇する可能性が残されていることを示しています。

