検査後にバリウムを早く完全排出するには?
バリウムを早めに排泄するために、以下のようなことに注意しましょう。
検査後水分をしっかり摂る
水分を十分摂ることが大切です。検査当日は水やお茶などを普段よりも多めに摂るようにします。水分の摂取量が少ないと、体内の水分が不足し、便が固くなる懸念があります。
また、検査翌日はコップ1杯の水を飲むと、腸が刺激され、腸の蠕動運動が促進されます。
朝昼晩しっかりご飯を摂る
食事内容については、特に制限はありません。規則正しく食事をとるようにします。朝ごはんは抜かないようにしましょう。野菜など、食物繊維を豊富に含むものは排便を促す効果が期待できますので、積極的に摂るようにしましょう。
ウォーキングなどの軽い運動をする
バリウム検査後、入浴や運動は普段通り行って問題ありません。
ただし、軽い運動は便秘予防や改善に役立ちます。例えば、30分程度のウォーキングや軽い腹部を伸ばしたり捻ったりして刺激を与えるストレッチなどを行うと良いでしょう。
便意がなくてもトイレに行く
決まった時間にトイレにいくことで、腸のリズムが整えられる効果が期待できます。特に、朝にトイレに行く習慣を普段からつけておくと便秘予防につながります。
便意を感じたら、我慢せずにトイレに行くこともバリウムをしっかりと出し切るためには大切です。
完全排出するまで飲酒は控える
アルコールは利尿作用があり、腸内の水分を奪い、バリウムが固まりやすくなってしまうというデメリットがあります。そのため、バリウムが排出されるまでは飲酒は控えましょう。
「バリウム検査」で発見できる病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「バリウム検査」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
胃がん
胃がんは胃粘膜にできる悪性腫瘍で、初期は自覚症状が少ないのが特徴です。バリウム検査では胃の粘膜の凹凸や形の異常を確認でき、早期発見につながります。ピロリ菌感染や喫煙、塩分過多が主な原因とされます。上腹部の不快感や腹痛が続く場合は、消化器内科で詳しい検査を受けましょう。
食道がん
食道がんは飲酒や喫煙、熱い飲み物の習慣などが原因で起こる悪性腫瘍です。バリウム検査では、食道にできた狭窄や不整な陰影をとらえることができます。初期は無症状ですが、進行すると食べ物のつかえ感や胸の痛みが出現します。飲み込みづらさを感じたら、消化器内科の受診をおすすめします。
胃・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸に粘膜の傷やえぐれた潰瘍ができる病気で、胃酸やピロリ菌、薬の影響が関係します。バリウム検査では潰瘍部分が白く欠けたように写り、早期発見に役立ちます。みぞおちの痛みや黒色便があるときは要注意です。放置すると出血の危険があるため、消化器内科で治療を受けましょう。
胃炎
胃炎は胃粘膜に炎症が起きる病気で、ピロリ菌感染やストレス、薬の副作用が原因となります。バリウム検査では胃壁のムラや変形を確認でき、慢性胃炎の評価にも役立ちます。症状は胃痛や膨満感、食欲不振など。生活習慣の改善と薬物治療で多くは改善します。長引く場合は消化器内科を受診しましょう。

