
キッチハイクは島根県江津市と連携し、1~2週間家族で地域に滞在する、こども主役の暮らし体験「保育園留学」を2025年8月より「あさりこども園」にて受け入れを開始した。江津市での「保育園留学」の拠点は、今回で2拠点目となる。
また、あわせて来年度(2026年4月以降)の予約受付も開始した。
家族で地域に滞在し、こども主役の暮らし体験を実施

保育園留学は、江津市とキッチハイクが連携したプログラム。1〜2週間、家族で地域に滞在し、こども主役の暮らし体験を行う。あさりこども園は、8月より保育園留学の受け入れを開始した。江津市での保育園留学で2拠点目になる。

江津市では、2023年に江津市跡市・有福温泉エリアにある「里山子ども園わたぼうし」で、森や川などのフィールド活動を中心にした保育園留学を開始した。これまでに、約150家族、500人以上が保育園留学を体験している。

江津市は、より子育て家族が江津市を訪れやすくするため、萩・石見空港利用者への航空券助成や留学家族向けのレンタカー事業、ふるさと納税を活用した「留学先納税」などを実施。地域事業者との連携を通じて、家族と地域が中長期的な関係を築ける仕組みづくりを進めている。
あさりこども園の保育園留学の特徴
あさりこども園の保育園留学には、おもに4点の特徴がある。

一つ目の特徴は、海と森に囲まれた「生活を遊びに変える」園庭環境だ。あさりこども園の園庭は、海沿いの浜風が抜けるロケーションと、森の緑が交差する自然豊かな立地にある。園児約40人規模の異年齢保育の中、園庭では、砂山を中心に「登る・隠れる・焚き火を囲む」といった多様な動きを引き出す遊具・空間が配置されている。こどもたちは“遊び”を通じて、挑戦・選択・身体操作・リスクコントロールといった成長の要素を日々身体で体験できるのが強み。

二つ目の特徴は、地域の文化が日常に息づき、「暮らしの中で文化と出会う」体験ができる点。地域に根づく文化が、こどもたちの園生活に自然と溶け込んでいる。例えば、地元の伝統芸能「石見神楽(いわみかぐら)」。こどもたちが、神楽の囃子を楽しそうに奏でる。園には、文化は特別なイベントではなく、日常の延長にあるものとして体感できる環境がある。また、地域の季節行事や収穫体験、カフェでの交流などを通して、家族全体で地域の営みに寄り添う時間を過ごせるのも魅力だ。

古民家「ひとっ風」外観

三つ目の特徴が、滞在先を暮らしに合わせて選べ、「自然と共に暮らす」体験ができること。滞在先は、2軒の個性豊かな宿泊施設が用意されている。1軒が、オープンホーム「ひとっ風」。緑に囲まれた古民家の1フロア全体を贅沢に貸切できる。レストランシェフであるオーナー夫妻がこだわったキッチンも特徴で、自炊もしやすい環境になっている。

貸別荘「カーサ・マーレ」の居間

もう1軒が貸別荘「カーサ・マーレ」。プライベートビーチのような海を望む絶景に建つ別荘で、サウナやBBQなどアウトドア体験が満喫できる。
四つ目の特徴は、ふるさと納税・企業版ふるさと納税の活用。江津市では、家族の負担を軽減し、地域経済への還元を目指す取り組みとして、保育園留学の費用の一部を、ふるさと納税の返礼品で充当できる仕組み「留学先納税(※1)」を導入している。また、市内での保育園留学事業に対し、民間企業からの企業版ふるさと納税による寄付金を充てる仕組みも整備した。
