「熱がある時にお風呂」は大丈夫なのか?微熱・回復後の注意点も医師が解説!

「熱がある時にお風呂」は大丈夫なのか?微熱・回復後の注意点も医師が解説!

すぐに病院へ行くべき「熱」に関する症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

熱があって「意識がもうろう」「呼吸が苦しい」「けいれん」などの症状がみられる場合は、内科・小児科へ

熱がある状態で注意すべき症状として、ぐったりしている、意識がはっきりしない、息が苦しそうである、呼吸が速かったり浅かったりする、さらに顔色が悪いといった場合は特に警戒が必要です。
また、けいれんを起こした場合や、水分が摂れず尿がほとんど出ていないなど脱水の兆候が見られる場合、さらには皮膚に発疹や紫斑が現れるといった症状も重大な疾患のサインとなります。
これらの症状が認められる場合、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症だけでなく、肺炎や急性気管支炎、尿路感染症、髄膜炎、敗血症といった重症化しやすい病気が隠れている可能性があります。
受診する際は大人であれば内科、小児の場合は小児科が基本となります。場合によっては、救急外来の受診も選択肢となります。
医療機関を受診する際には、「いつから症状があるのか」「どのような熱の出方をしているか」「発熱が続いている期間」「他に認められる症状や既往歴」などを事前にメモして持参すると、スムーズに診察を受けることができます。
また、発疹やけいれんなど急を要する症状が出現した場合には、ただちに医療機関に連絡し、迅速に受診することが大切です。

「熱」の症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「熱」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

風邪

風邪はウイルス感染によって主に上気道(鼻や喉)が炎症を起こす病気です。発熱は微熱から中等度の熱が多く、咳やくしゃみ、鼻水、喉の痛みなどの症状が現れます。ほとんどの場合、数日から1週間程度で自然に軽快しますが、安静と十分な水分補給、栄養の摂取が重要です。
市販薬による症状緩和も有効ですが、強い倦怠感、高熱が続く、呼吸が苦しくなるなどの場合は重症化の可能性もあるため医療機関の受診を考えましょう。風邪の場合は主に内科や小児科の受診が目安となります。

インフルエンザ

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされ、突然の高熱や強い全身症状(頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感)が特徴的な病気です。喉の痛みや咳、鼻水など一般的な風邪症状も現れますが、短期間で急激に症状が進行しやすい点が特徴です。
特効薬として抗インフルエンザ薬があり、早期の服用で重症化の防止が期待できます。自宅で安静にしつつ高熱が続いたり、体力低下や呼吸困難、けいれん、意識障害などの重い症状が現れたりする場合は早めに受診しましょう。内科や小児科が主な受診先になります。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症は発熱だけでなく、咳、強い倦怠感、嗅覚・味覚障害、呼吸苦、咽頭痛など多彩な症状が現れます。比較的初期症状は風邪に似ているものの、高齢者や基礎疾患のある方では肺炎や重症化を起こすことがあり、慎重な観察が必要です。
治療は対症療法が中心ですが、重症例では酸素投与や抗ウイルス薬の使用など専門的な治療が必要となります。高熱が続く場合や呼吸困難、強い倦怠感、意識の障害が現れた場合、速やかに医療機関を受診することが大切です。新型コロナウイルス感染症が疑われる場合は、発熱外来や感染症専門外来への受診をおすすめします。

肺炎

肺炎は主に細菌やウイルスの感染によって肺に炎症が生じる疾患です。発熱のほかに、激しい咳、膿のような痰、呼吸困難、胸の痛み、全身の倦怠感などの症状が現れます。高齢者や基礎疾患のある人では重症化しやすく、早期診断・治療が重要です。
治療は原因菌に応じた抗菌薬の投与と、十分な休息・水分・栄養摂取が基本となります。高熱や呼吸困難、意識障害など特に重い症状がみられる場合は早急な受診が必要です。肺炎が疑われる場合は主に内科を受診してください。

配信元: Medical DOC

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