友情を盾にした衝撃の一言
さすがにこれ以上は……と思い、私は意を決して「そろそろ、立て替えてる分を清算してもらえないかな? もう、結構な金額になってるの」ときっぱり伝えました。
するとA子さんは「えー、そんなに?」と、とぼけたような返事。
さらに、衝撃の一言を放ったのです。
「でもさ、あなたの子ども、うちの子と一緒じゃないと通わないんじゃない? うちの子が辞めたら、あなたの子も行きたがらなくなるんじゃないの?」
その言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になりました。
まさか、子どもたちの友情を盾にされるなんて。
友達のよしみで立て替えたのに、まるで弱みを握られているかのような言い方。
怒りよりも、信じていた気持ちを裏切られたような虚しさを感じました。
お金の貸し借りは慎重に
子ども同士がどんなに仲良しでも、この関係はもう続けられない。
私は英会話教室の先生に正直な状況を相談しました。
事態を把握した先生はすぐにA子さんに連絡し、「これからは生徒の親本人からしか月謝を受け取りません」ときっぱり通達してくれました。
先生のおかげで、ようやく未払い分は清算されましたが、この一件以来、私はA子さんとは最低限の連絡しか取らなくなりました。
子どもたちには申し訳ないと思いつつ、英会話教室も別の時間帯に変更。
子どもは意外と平気で、今では新しいクラスで英語を楽しんでいます。
金銭の貸し借りが、どれほど人間関係を壊すものなのかを痛感した出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

