「成人男性に必要?」過剰な世話への批判的視点も
しかし、「切ないけど、前向きに!」で落ち着くかと思いきや、議論はここから急展開。一部のコメントが、この「作り置き」の行動そのものに批判的な視点を投げかけました。
「そもそも、成人男性にここまで作り置きが必要なの?」
「これこそ“妻の母親化”では?」
良かれと思っての「世話」が、夫を対等なパートナーとして見ていない行為ではないかという、鋭い問いかけが飛び出します。
《母親化》は迷惑か!?「ハッとした」女性も
そして、今回の議論で最も衝撃的だったのが、この「夫側の視点」を可視化したコメントです。ある女性は、自身の「母親化」の背景と、夫からの指摘をこうシェアしました。
「私の母親もこんなだったから真似していたが、夫に『誰も頼んでないのにそこまで先回りして世話をされると大人として信用されてないのでは?と不安に思う…』と言われハッとした。勝手で過剰なおせっかいって日本女にかけられた呪いだけど、自立した男性からすると迷惑なことも。」
この指摘に、多くの女性が「夫側の視点」という新たな視点をもたらされました。
「夫側の視点で読んだら、たしかに母親ヅラしてたかも…」
「良かれと思ってたけど、大人として見ていなかったのかもとハッとした」
「愛情の押しつけ」になっていないか?という問いかけは、「日本女性の呪い」「男を甘やかす文化」といったジェンダー規範を巡る深い議論にまで発展しました。
※ ※ ※
議論は過熱し、投稿主さんは最終的に投稿を削除する事態となりましたが、その前に残したメッセージは穏やかでした。
「料理は私にとって愛情表現のひとつでした。必要かどうかは別として、今はそれを喜んで受け取ってくれる人と一緒にいられて幸せです」結局、夫婦のあり方に絶対の正解はないということ。しかし、この投稿が私たちに、パートナーを「子供」として扱うのではなく、「大人」として信頼し、リスペクトし合える関係を改めて考えるきっかけになったことは確かでしょう。
今回の論争、あなたは共感派?それとも「母親化」指摘派ですか?LASISA編集部は「大人として対等な夫婦の距離感」についてこれからも、追求していきたいと思います。
(LASISA編集部)

