ストレスが原因で大腸ポリープができることはある?
ストレスが直接影響することで、大腸ポリープができるとは言えません。しかし、大腸ポリープの原因として、喫煙や食事の影響、肥満などが挙げられており、生活習慣の乱れが原因となって、ストレスがかかり、間接的に大腸ポリープの原因となる可能性は考えられます。以下に大腸ポリープのリスクをあげますが、これらのリスクを避け、バランスの良い食事をすることや生活習慣を見直すことはとても重要です。
大腸ポリープができる原因
大腸ポリープは、さまざまな原因が関与して発生します。ここでは大腸ポリープの原因、そして大腸ポリープから発生する大腸がんのリスク、原因について主に解説いたします。
喫煙・飲酒
喫煙、飲酒は大腸ポリープ・大腸がんのリスクです。
喫煙はさまざまながんでも危険因子として知られていますが、大腸ポリープ・大腸がんでも同様です。たばこを吸っていると、たばこの発がん性物質が直接触れない大腸粘膜からも検出されます。これにより、大腸がんの危険性が高くなると考えられています。たばこを吸う人は、吸わない人と比較して大腸がんの発生率は1.4倍です。
また、飲酒は、アルコール摂取量が増加することが危険因子となります。日本の研究報告では、男性では、1日平均1合以上アルコール摂取をする人では、大腸がんの発生率が増加しました。
お酒に含まれるエタノールが分解されたものが、アセトアルデヒドです。このアセトアルデヒドが分解される時に活性酸素が発生し、細胞を傷つけます。これが、がんの発生に関係していると考えられています。この報告では、飲酒量が増加すると大腸がんの発生率は、増加する傾向にある事が分かりました。このため、1日1合未満の飲酒量にとどめることが重要です。この報告では女性では、飲酒量による発生率の差がみられませんでしたが、これは女性の方が全体として男性より飲酒量が少ないためと考えられ、女性でも同様に節酒をすることが重要と考えられます。
また、喫煙と飲酒を両方する人ではより危険性が増加すると考えられています。禁煙、節酒をすることが重要です。
肥満
今までに多くの研究が報告されており、大腸がんは生活習慣や食習慣に影響されることが分かっています。高カロリー食の摂取、肥満は大腸がんのリスクとなります。
特に肥満度を示すBMI30以上で大腸がんのリスクが上昇したとの報告もされています。また、活動量が増えることは、大腸がんの発症率を低下させることも報告されており、適切なカロリー摂取と適度な運動を行い、肥満を防ぐことが大切です。
加工肉・赤肉の過剰摂取
諸外国からの報告では、加工肉や赤肉の摂取量が増加すると大腸がんの発生率が増加することが分かっています。日本人では、赤肉や加工肉の摂取量が比較的少ないですが、近年食事も変化しており気を付ける必要があります。加工肉や赤肉の過剰摂取とならないように気をつけましょう。また、野菜・果物の摂取不足にならないことも大切です。

