
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『彼氏の応援に行ったら推し選手ができてしまった話』を紹介する。マンガボックスで『ラブ・フラット』を連載中の作者しのとさんが、8月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、しのとさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■彼氏の応援に来たら隣の試合に夢中

ハルは、彼氏であるりっくんの応援をするため、テニスコートに来ていた。スポーツには興味がないハルだが、りっくんならずっと見ていられる。そのとき隣から強烈な音が聞こえ、ふと見てみるとすごい試合が繰り広げられていた。
りっくんの応援に来たのに、見ず知らずの人の試合に夢中になってしまうハル。自分でも、“知らない人の試合を見ている場合じゃない!”と思うものの、注目してしまう。そんなハルの様子に気がついたりっくん。しかし心のなかで「計画通り」と思っており…。
本作を読んだ人たちからは、「自分が好きなものにはしゃいでくれるの嬉しくなる」「急なフィールドカードに笑ってしまった」「布教の仕方がうまい」「沼ったときを思い出した」など、多くのコメントが寄せられている。
■思い出のラストシーンに注目

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
ソフトテニスの話にしようとは思ってたんですが、 ラブコメを描いた事がなかったので描いてみたいな~と思い。 東西先生(https://x.com/touzai69)の萌え診断で 私は「近くにいるけど言えない思いがある二人に萌える」と診断してもらったので 推しができたことを隠す彼女と、それは全て作戦だったことを隠す彼氏の話になりました。
――本作では、ハルがりっくんの作戦通りにハマっていく姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「感情を描く」というのは意識しました! 推しがいる生活って感情が忙しいじゃないですか。 過去に何かに沼った事がある人には、是非ハルと一緒に感情のライドを楽しんでもらえればうれしいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
やっぱり、最後のタイトル回収です。 描き始めた頃は本当に物語をどうするか考えてなかったんですが、 フォロワーさんを登場させたりして一緒に漫画を作っていって その中に素敵なコメントがあったので使わせて頂いた思い出のラストです。 ネタバレになるので、読んでない方は是非最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
この漫画は4コマだったので、なるべく難しい説明などは省き 台詞量も少なくなるよう意識した記憶があります。
――しのとさんの作品は、沼っていく描写がリアルに感じましたが、自身の体験から来るものなのでしょうか?しのとさん自身、何かにハマったり沼ったりしていることはありますか?
沼ったことがあります。それこそ沼るつもりじゃなかったものに沼ってしまい…笑
――今後の展望や目標をお教えください。
現在インディーズで「顧問など!」と言う漫画と 商業で「ラブ・フラット」という漫画を連載しているので この漫画に沼る人をたくさん増やす事が目標です!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
どの作品も最後まで読んだとき「読んで良かった!」と思ってもらえるよう全力を尽くしますので 是非、これからも漫画を読んで頂けると嬉しいです!

