
憧れの業界に新卒入社し、胸を躍らせてスタートした社会人生活。しかし、そこで待っていたのは壮絶なパワハラ地獄だった。 自身のリアルな体験談を漫画にして発信している尾持トモさん(@o0omotitomo0o)の初の電子書籍『人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました』は、社内ぐるみのいじめ、罵声を浴びる日々、苦手な人との無理矢理な交際関係など、嘘のようで本当にある残酷な日常を描いている。休職し、適応障害になっても終わらない苦痛の日々。今回は、本作の中から一部を抜粋し、著者コメントと合わせて紹介する。



■「セクハラは喜ぶべき」異常な会社の常識
当時の会社は“セクハラ・パワハラは当たり前”という雰囲気だったのか。尾持さんは「そうですね。セクハラは若い女性が『してもらえる』ものなのだから、むしろ喜ぶべき、という感じでした」と明かす。 パワハラについても、被害に遭っている人がいると全員が認識していても見て見ぬふりで、誰も注意しなかったそうだ。「誰もハラスメントに対してまずいものと思っていない雰囲気の会社でした」と、当時の異常な環境を振り返る。
■「一生独身とか恥ずかしい」母からの拒絶
会社でのいじめやハラスメントに苦しみ、泣きながら相談しても、母親は味方になってくれなかったという。母親との会話の中で一番衝撃的だった発言について尋ねると、「正直、すべてです。ですがあえて選ぶなら、『自分の子どもが一生独身とか恥ずかしいしやめて』ですかね…」と語る。 母親はあろうことか、先輩たちやパワハラ上司の味方をした。「娘の気持ちよりも、彼氏がいたり結婚することのほうが母親にとっては大事なのだな」と、尾持さんは深い絶望を感じたという。
■「空気を読め」と同調圧力、逃げられない自分
男性社員から「空気を読め」と圧をかけられ恐怖を感じたこともあったが、助けてくれる人は一人もいなかった。「この会社がおかしいと思っていた人たちは、すぐに辞めていっていたので…」と尾持さんは説明する。当時の社員たちにとっては、ハラスメント被害者がいようとも、その場のノリや空気を読むことのほうが重要だったのだろう。
嫌田という苦手な相手に逆らえず、苦しい思いをしている当時の自分になんと声をかけたいか。「『その会社辞めたって人生何とかなるよ!大丈夫!まずは逃げてからいろいろ考えよう!』と言いたいです」と尾持さんは答える。当時は「辞めてこの先どうする…」ということばかり考えてしまい、逃げることができなかったそうだ。
希望に満ちあふれていた新卒社会人が、過酷すぎる会社のパワハラで「人生が狂っていく」過程を描いた『人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました』は、現在好評発売中だ。
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