愛猫に対して、「子猫のときと鳴き声が変わった」と感じたことはありませんか? 猫にも“声変わり”はあるのでしょうか。
今回は、子猫と成猫で鳴き声が変わる理由や、年齢に伴う鳴き声や鳴き方の変化について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生にお話を伺いました。

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫にも“声変わり”があるのでしょうか? 子猫と成猫で鳴き声が変わる理由について教えてください。
山口先生:
「猫も成長に伴い“声変わり”をします。これは、声帯が成長して変化するためと考えられています」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫が生まれてからシニアになるまでに、鳴き声はどのように変化していくのか教えてください。
山口先生:
「生まれてから生後6カ月くらいまでは甲高い声で『ミャーミャー』と鳴きます。その後、少しトーンが低くなり、『ニャー』と鳴くようになり、1才頃にはもう少しトーンが下がり、2~3才で安定します。その後は加齢により徐々に低くなるようです」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――“鳴き声”のほかに、“鳴き方”も年齢とともに変化するのでしょうか?
山口先生:
「子猫のころは母猫に頼って生活をするため、『ミャーミャー』と甘えたようによく鳴きますが、成長に伴い甘え鳴きは減ってきます。また、行動や性格も落ち着いてくるので鳴く回数も減ってくる傾向があります」
「子猫のときと鳴き声が変わった」と感じるのは、猫にも“声変わり”があり、鳴き声や鳴き方が成長とともに変化するためのようです。声の変化から愛猫の成長を感じられるのは、飼い主さんとしてもうれしいことでしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年10月時点の情報です。
