自覚症状が少ない「巨赤芽球性貧血」は再発する?治療中の注意点も医師が解説!

自覚症状が少ない「巨赤芽球性貧血」は再発する?治療中の注意点も医師が解説!

貧血の中でも巨赤芽球性貧血は自覚症状が少なく、重症化するまで気づかないこともあります。

重症化すると認知機能の低下・味覚障害・感覚障害が起こることもあり、さらには回復までに時間がかかるとされています。

巨赤芽球性貧血の主な原因は胃腸などの疾患ですが、極端な食生活・妊娠・飲酒によって起こることもあるため、誰にとっても身近な病気といえるでしょう。

今回は巨赤芽球性貧血の治療後の注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事はメディカルドックにて『「巨赤芽球性貧血」を発症すると現れる症状・原因はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

竹内 想

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)

名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。

巨赤芽球性貧血の治療後の注意点

ソファにもたれかかる女性

再発する可能性はありますか?

原因が取り除かれない場合、巨赤芽球性貧血は再発するおそれがあります。たとえば偏った食生活が改善されないケースが代表的です。胃の切除による巨赤芽球性貧血であれば基本的に原因の解決は難しいため、継続的な治療が必要となります。
また、発見が遅れて神経症状がかなり進行していた場合も完全に回復することは難しいため、継続して治療する必要があります。早期発見・早期治療した場合は、回復にはやや時間がかかるものの予後は良好であることが一般的です。

治療後はどのくらい安静にしますか?

静脈注射での治療後の安静期間は、一般的な注射・点滴などと同様です。治療後に体調が悪くなった場合は、落ち着くまで安静にしていましょう。体調に変化がない場合も、30分~1時間程度は静かに過ごしてください。
当日は、長時間の入浴・激しい運動・飲酒などは避けるのが無難です。自動車の運転もできれば控えましょう。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

巨赤芽球性貧血はビタミンB12・葉酸の欠乏によって起こる貧血です。偏った食生活が招くこともあるため、日頃から栄養バランスの良い食事を意識してください。
胃腸の疾患・手術歴がある方は、定期的に健康診断を受けて早期発見につなげることが大切です。巨赤芽球性貧血で神経症状が出ると回復までに時間がかかりやすいため、健康管理を怠らないようにしましょう。

編集部まとめ

女性
巨赤芽球性貧血は未熟な赤血球が増えることで起こる貧血です。

胃腸疾患のある方や、ダイエット中の方・妊娠中の方・お酒が好きな方はリスクが高いため、注意してください。

一般的な貧血症状に加え、味覚障害・舌炎・知覚障害などがあらわれた場合は、巨赤芽球性貧血を疑って早めに医療機関を受診してください。

参考文献

巨赤芽球性貧血(小児慢性特定疾病情報センター)

配信元: Medical DOC

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