【発見(2)】「トイレ不安」の格差:女性個室比率 1.7倍の差
高齢者や子連れ層の外出を抑制する「トイレ不安」は、年間3,000億円以上の経済機会損失(同社試算)を生んでいます。特に「女性トイレの行列」は、女性用個室数の不足が一因です。
同調査で、男性個室1つに対する女性個室の比率を算出したところ、大都市圏で低い傾向が見られました。

都道府県別「女性個室比率」比較(全14都道府県) 男性の個室1つに対する女性個室の比率。ワースト1位は愛知県(1.27)で、ワースト5に三大都市圏(愛知・大阪・東京)が含まれた。人口が集中する都市部ほど「女性トイレの行列リスク」が潜在的に高い構造が示唆される
<女性個室比率(対男性個室) TOP3>
1位: 京都府 (2.20) 2位: 山口県 (1.88) 3位: 福井県 (1.85)
<女性個室比率(対男性個室) BOTTOM3>
1位: 愛知県 (1.27) 2位: 岩手県 (1.29) 3位: 香川県 (1.52)
(ワースト4位: 大阪府 1.59, ワースト5位: 東京都 1.60)
TOIMAPが提言する「データに基づくトイレの資産化」

TOIMAPでは、現在20,000ヶ所以上のトイレ情報を発信している
「トイレはコストである」という旧来の認識が、今回の分析で明らかになった「地域格差」を生んでいる一因であるとTOIMAPは考えています。
今回の分析で「洋式化率」「女性比率」が低いと示された地域は、見方を変えれば、「トイレという"資産"に投資することで、インバウンド需要や潜在的な国内消費を掘り起こせる、最も伸びしろのある地域」であると言えます。
TOIMAPは、EBPM(証拠に基づく政策立案)を支援するプラットフォーム。同社では、 「今回の分析のような『マクロな課題の可視化』から、八王子まつりで実証した『ミクロな検索データ分析(いつ・どこで・どんなトイレが求められているか)』まで、自治体様や民間事業者様と連携し、トイレを『コスト』から『まちの資産』へと変革する『デジタル・ホスピタリティ』の社会実装を推進します」とコメントしています。
