売上196億円の企業トップがなぜ「一般男性」なのか
しかし、そのお相手が国民的ブランド「PORTER」で知られる吉田カバンの社長だと判明した途端、ネット上ではユーモアと苛立ちが入り混じった反応が飛び交いました。
「売上196億円企業の4代目の御曹司を『一般男性』と言うのマジでやめて」
「ふざけやがって。ファンの一般男性と言ってたので、もしかしたら自分もチャンスあったかも。と考えた時間を返せw」
「この一般人の定義で言ったら、日本に上級国民何人いるんだよ」
この騒動の背景には、あ~ちゃんの「最大限の配慮」と、ファンが「自分たちと同じ普通の存在」を想像したことによるギャップが挙げられます。
SNS時代に崩壊!?メディアの“一般人”判定ライン
なぜ、あ~ちゃんの「優しさ」が、結果的に一部のネットユーザーの「違和感」を呼んでしまったのでしょうか。
実は、日本の芸能報道では長年、「芸能・マスコミ関係者でなければ、とりあえず一般人と書いておけ」という暗黙ルールが存在しましたが、この基準はSNS時代の調査力の前に崩壊しています。
吉田カバン社長は、売上196億円、国民的ブランド、そして創業家4代目という、「もう一般人とは呼べないライン」を超えてるといっていい存在でしょう。あ~ちゃんがプライバシー保護のために「一般男性」と表現したとしても、数時間で社長の氏名や会社情報が特定されてしまうのが2025年の現実です。
「一般人」という言葉は、かつては「プライバシーを守るための魔法の言葉」でしたが、今はファンにとっては「希望と絶望のギャップを生む呪いの言葉」になりえるのかもしれません。

