「膵臓がん」を発症すると痛みを感じる「3つの部位」はご存知ですか?【医師解説】

「膵臓がん」を発症すると痛みを感じる「3つの部位」はご存知ですか?【医師解説】

膵臓がんの痛みの場所についてよくある質問

ここまで膵臓がんの痛みが出る場所・初期症状・生存率などについて紹介しました。ここでは「膵臓がんの痛み」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

膵臓がんの痛みとほかの病気の痛みを見分ける方法はありますか?

甲斐沼 孟(医師)

膵臓がんの痛みには、腹痛・腰痛・左の背部痛・左肩への放散痛があります。症状が進行すると痛みが持続することが多いです。しかし、ほかの病気と全く異なる痛みというわけではなく、痛みだけで見分けることは困難です。気になる症状があるときには医療機関を受診し相談しましょう。

痛みと並行してあらわれる症状があれば教えてください。

甲斐沼 孟(医師)

痛みのほかの膵臓がん発見のきっかけとなる症状には以下のものがあります。

黄疸

体重減少

食欲不振

全身倦怠感

下痢

患者さんが気になる症状があり、受診したことがきっかけで膵臓がんが見つかることが多いです。このような症状があらわれたときには、医療機関で相談してみましょう。

編集部まとめ

今回の記事では、膵臓がんで痛みが出る場所はどのような部位かということを中心に、膵臓がんの特徴・初期症状・生存率などについて解説しました。

膵臓がんは特徴的な初期症状が少なく、症状が出ない人もいます。このため発見が遅れて治療が限られてしまう場合もあるのです。

早期発見・早期治療を行うことによって、手術でがんを切除することができれば完治することもある病気です。

ご自身またはご家族で気になる症状・異変があるという人は、1人で悩まずなるべく早く医療機関に相談してください。

配信元: Medical DOC

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