
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、細堀ゆかりさんが描く『仮装に込めた君への想い』をピックアップ。
細堀ゆかりさんが10月27日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、多くの「いいね」と共に反響コメントが寄せられた。本記事では、細堀ゆかりさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■猫に仮装した女子高生の想い

女子高生の泉は、普段はガサツな女の子。そんな泉は、ハロウィンの仮装パーティー当日に猫の仮装をする。
周りが振り向くほど目立っていた泉に、同級生の森谷も驚き、犬派なのになぜ猫に仮装してるんだ、と言う。
この日は「頑張る」と決めていた泉は、思い切って想いを告げるのだった…。
作品を読んだ読者からは、「めちゃくちゃ萌える!」「真っ直ぐな想いグッときました!」「キュンってきました!」「にやけちゃう」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・細堀ゆかりさん「関係性がちゃんと伝わる事」、「ラスト1枚でときめいてもらうこと」

――『仮装に込めた君への想い』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
コルクマンガ専科というマンガを学ぶ場での課題の1つとして描きました。「自分の好き」と「秋」を描くお題で、自分の好きって何かな?と模索した中で「不器用だけど前向きで芯がある主人公が好き!」という結論にいたり、それを形にした作品です。秋の中でもハロウィンは心踊るイベントなので、そこを合わせて考えてこの作品が生まれました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
「関係性がちゃんと伝わる事」と「ラスト1枚でときめいてもらうこと」です。
今回課題として描いたので「4ページまでに収める」「週2投稿」という制限がありました。
なので話をショートにまとめなければいけなかったり、描く時間がそんなにかけられなかったり。私はラフ書き状態のマンガをアップする形になっちゃっているのですが、読んだ時ちゃんと「楽しんで欲しい」思いもあり、ラフとはいえ普段と仮装した時の変化が分かるように心がけたり、2人の関係性がちゃんと想像出来るようにセリフを考えたり友達をモブでチラッと入れたりしました。
また、ラストのところで主人公の可愛さを伝えたく大コマを使いたかったので、その前の3ページでどれだけ詰められるかコマ割りを考えて作りました。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
些細な所なのですが、3ページ目の彼「森谷」が「なのになんで猫に仮装してんだよ?」という時の顔。その後ヒロインのモノローグ「本当変なとこは鋭くて肝心なところは鈍感」に繋がるのですが、作品を描き始めた時、彼は全くそんなキャラのつもりはなくて。実際彼の表情を描き進める中でスッと彼の良いところが想像出来てきて、キャラが一気に自分の中で出来ました。
マンガを作る時は大体セリフが頭の中にあり、それを形にしていくのですが、実際書き進めると思いもよらない素敵なキャラが出来上がることがある、それがとても楽しいな〜!!と改めて描いてて感じました。
――普段漫画作品を描かれる際、作品のストーリーやキャラクターなどはどのようなところから着想を得ることが多いですか?
身近の「この人のこういう所いいなぁ」や「こういう時にモヤっとするなーもっとこう出来たらいいのに」と思うこと。また、何かの作品に触れて「自分だったらこうするなー」というところから生まれることが多いです。
憧れの芸能人とかをベースにキャラを作ろうとした事も結構あるのですが、ボツになる確率が高いですね。笑
――細堀ゆかりさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
もともと少女マンガが大好きで、雑誌でデビューをさせて頂き、10年以上少女マンガを描いてきました。
今は妊娠をきっかけに、始めてのエッセイ漫画「君が産まれるまでの244日間」という作品を描いています。
今後は、より様々な形でのマンガ作品をお届けしていきたいです。
自分の経験できないようなマンガの世界を描くことも経験したエッセイマンガを描くこともとても楽しいので、引き続き今後も描いていきたいですし、依頼を頂き「人様のエッセイマンガ」を描いた際とても楽しかったので、何か「自分の「好き」とコラボした作品」などもお届けしたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
まずここまで読んで頂きありがとうございます!
作品を描いて出来上がった時、すごくワクワクした幸せな気持ちになるのは「見せられる場所」があり「見てくれる人がいる、反応がある」からだなぁ、と常々感じます。
それぞれ違う毎日を送る皆さんと、こうして作品を通じて関われる事、とても不思議でとても感謝です。
これからも、何か作品を通してお会い出来たら嬉しいです。

