
SixTONESの冠バラエティー番組「Golden SixTONES」(毎週日曜夜9:00-9:54、日本テレビ/Huluでも配信)。9月21日の放送回は、ゲストに俳優の遠藤憲一とあのが登場。SixTONESとゲームを楽しんだ。
■遠藤憲一が初登場でダジャレを披露
冒頭で、田中樹から「我々SixTONESのことは知っている?」と聞かれると、遠藤は「知ってる」としたものの「今日はみなさんの名前は言わないけど」と笑いを誘った。すると京本大我が「仮でもいいからあてはめて欲しい」と提案。遠藤は「代表で2人だけね」と前置きし、ジェシーと京本の名前を言い当てた。
一方、2回目の出演のあのは「(SixTONES)の印象が良くなった」と高評価。田中から「友達になれそうな人は?」と聞かれると、あのは「友達ってなると話が…」と困惑していた。
1つ目のゲームは「ダジャレッドカーペット」。VTRに隠されたダジャレを言い当てるゲームで2問正解で勝ち抜け。最後に残った1人はご褒美なしというルールだ。
ここから進行を務めたのが森本慎太郎。冒頭から和服姿で登場していた森本は、「私とかけまして大相撲の横綱と解きます。その心は…どちらも“まわし”が似合っているでしょう!ということで六石亭慎太郎でございます」と小気味よく挨拶をしてみせると、高地優吾は「SixTONESね!」と“六石亭”の由来に感心した様子。
一方、遠藤は「若い時のダジャレ1個だけある」と切り出し、「おい、そのヨット運んでくれ、あーらヨット」と体を動かしながら披露すると、森本は「エンケンくんありがとうございます!」と六石亭慎太郎のキャラで場を盛り上げていた。
■京本大我と松村北斗の協力プレー
1問目「卵を割る少年を描く人」は京本大我が正解。2問目「酢豚を持ちながらテニス」では、田中が即答するなど、スムーズに正解をたたき出していた。
3問目「質問されて板を出す」の問題では、メンバーが口々に「板を出す」など、目にしたキーワードをつぶやいていく。京本の「問いた」に森本が反応。「一歩近づいたんじゃないでしょうか、京本さん」と実況しながらアシストしていた。
そんな2人のやりとりを受けて、松村北斗が正解。すると京本が「ありがとう」と駆け寄り“きょもほく”がハイタッチ。京本が協力プレーをアピールするも、森本から点が入っていないことを告げられる。
続く「大盛りで泣く人」の問題では、遠藤が一番に回答。「オオモリデナミダ」と答えたが1文字足りないことが判明。肩を落とす遠藤に、高地が「名曲みたいじゃないですか」と例えてみせると、ジェシーが「それでは聞いてください!『大盛りで涙』」と曲紹介。不正解も笑いに変えて盛り上がっていた。
後半は、全員が煌びやかな着物姿に着替えて、「マツケンナンバー」でさらなる盛り上がりを見せた。
■SixTONESのメンバーが紡ぐトークの魅力
今回も笑いに溢れるゲームで盛り上がった「Golden SixTONES」。中でも「ダジャレッドカーペット」の序盤で、田中がスマートに回答して1番に勝ち抜けるファインプレーを見せていたのが印象的だった。
一方、「全くわからなかった」と話す遠藤のメガネを、あのが「これもう外しちゃえ!」「意味ないこのメガネ(笑)」とツッコミを入れて笑いを誘う場面があった。
そんな2人の仲睦まじい姿を受けて、田中は「見たことある?エンケンさんのメガネ、これ意味ないってメガネ投げようとしていた(笑)」と2人のやりとりを拾った。そこへ、高地が「ここの2人の関係性っていうのは?」と問うと、2024年10月期放送のドラマ「民王R」(テレビ朝日)で共演した仲だと紹介。
続けて遠藤は「あのちゃんの番組に呼んでもらって。大好きな人なんですよ」と告白。高地は「だからメガネ取れるぐらいの仲なんですね!」とまとめ、森本も「うれしいんですね?」と問いかけると、遠藤は「うれしいです」と頬を緩ませた。そんなごく自然な会話の流れから、遠藤とあのの関係性が視聴者にも伝わった。
年齢差もあるだけに、詳細を知らない視聴者が誤解しかねない場面ではあったが、このエピソードがその後のやりとりに安心感をもたらすなど、効果的に働いていた。
メンバーがさりげなくレシーブやトスをつないだことで2人のエピソードを引き出したように、進行を担当者に任せきりにするのではなく、メンバー全員が主体的に参加するスタンスが色濃く伝わる放送回だった。
これもSixTONESの、コミュニケーション力やトーク術…と言っては味気ないが、彼らのさりげなくも効果的な連携プレーに思わず「お見事!」とうなった場面だった。
次週はゲストに俳優の間宮祥太朗とシンガーソングライターのこっちのけんとが登場する。
◆執筆・構成=柚月裕実
※高地優吾の「高」は正しくは「はしごだか」。

