胆嚢がんは、特に中高年で発症リスクが高まる病気です。しかし、初期症状が乏しく見過ごされることがあるため、気付いたときには進行しているケースも少なくありません。胆嚢がんの発症リスクを知ると、早期発見や予防が可能です。本記事では、胆嚢がんの検査方法を詳しく解説します。
※この記事はMedical DOCにて『女性に多い「胆嚢がん」なりやすい年齢と早期発見の方法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
山本 康博(MYメディカルクリニック横浜みなとみらい)
東京大学医学部医学科卒業 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 日本内科学会認定総合内科専門医
胆嚢がんとは
胆嚢がんは、胆嚢という臓器に発生する悪性腫瘍です。胆嚢は、肝臓の下にあり、脂肪を消化するために必要な胆汁を蓄える役割を持っています。
この病気は、初期の段階では症状が現れにくいため、気付かれないことがほとんどです。胆嚢がんは中高年で発症しやすいとされ、特に胆石症や慢性的な炎症を持つ方でリスクが高くなることが知られています。また、年齢だけでなく生活習慣や遺伝も関係すると考えられています。進行を防ぐためには、定期検診が重要です。
胆嚢がんを早期発見するための方法
胆嚢がんは、早期発見が治療の鍵となる病気です。以下の3つの方法で、胆嚢がんの早期発見を目指しましょう。
定期検診を受ける
血液検査を受ける
画像検査を受ける
それぞれの方法を詳しく解説します。
定期検診を受ける
定期検診は、胆嚢がんを早期に発見するために重要な方法です。特に中高年や胆石症、慢性胆嚢炎を持つ方には推奨されます。年に一度の検診で腹部超音波検査を行うことで、がんが症状を引き起こす前に兆候を見つけることが可能です。
血液検査を受ける
血液検査は、胆嚢がんの早期発見に役立つ重要な検査です。腫瘍マーカーや肝機能の異常を確認すると、がんの可能性を初期段階で把握できます。身体への負担が少ないこの検査は、リスク要因がある方が定期的に受けることで、早期発見の可能性を高める効果があります。
血液検査はほかの病気のリスクも明らかにする場合があり、総合的な健康管理に役立つことも特徴です。
画像検査を受ける
画像検査は、胆嚢がんを直接確認するための詳細な検査です。超音波検査やCTスキャンを用いることで、胆嚢内の腫瘍や炎症の兆候を明らかにできます。
特に超音波検査は負担が少なく、定期的に受けることで早期発見の可能性を高める方法です。CTやMRIを併用すれば、がんの状態をさらに詳細に把握できます。また、画像検査を行うと、胆嚢がんに限らず関連するほかの病気の早期発見にも役立てることが可能です。

