複雑性PTSDが疑われるときの対処法と診断後の注意点

複雑性PTSDかもしれないときは何科を受診すればよいですか?
複雑性PTSDかもしれないと感じたときは、精神科または心療内科を受診しましょう。ほかの病気である可能性や、別の病気が併存することもあるため、自己判断せずに必ず医療機関へ相談してください。
複雑性PTSDと診断された後に、日常生活で気を付けることを教えてください
複雑性PTSDと診断された後は、焦らず少しずつ回復を目指しましょう。まず、安全を確保し、治療を継続することが大切です。精神療法など、複雑性PTSDの治療は長期に渡ることも少なくありません。途中で中断せず、定期的に通院しましょう。
日常生活では、規則正しい生活リズムを保つよう心がけましょう。十分な睡眠時間を確保し、バランスの取れた食事を摂ることが症状の安定につながります。対人関係では、無理に多くの人と関わろうとせず、信頼できる人との関係を大切にするようにします。自分を責めたり、一人で抱え込んだりしそうなときは、専門家などほかの方の助けを借りることを思い出してください。焦らずに、自分のペースで過ごしましょう。
編集部まとめ

複雑性PTSDは、持続的または繰り返される心的外傷的出来事によって生じます。PTSDの核となる症状に加え、自己組織化の障害を必須とする精神疾患です。日常生活や社会生活に支障をきたすため、精神科や心療内科など医療機関への相談が必要です。安全な環境の確保と専門的な介入によって、症状の軽減が期待できます。疑わしい症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
参考文献
『複雑性PTSD治療を届けるために~ 効果検証と治療者の育成~』(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)
『複雑性 PTSDの診断と特徴,および治療』(公益社団法人 日本心理学会)
『Complex post traumatic stress disorder』(ICD-11 for Mortality and Morbidity Statistics)
『複雑性PTSD治療前進へ ~心理療法(STAIR Narrative Therapy)の成果~ 』(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)
『ISTSS Guidelines Position Paper on Complex PTSD in Adults』(International Society for Traumatic Stress Studies)

