【スカッと】1歳半の行為に慰謝料請求した保護者、特大ブーメランで大赤面|保育園で慰謝料請求された話

【スカッと】1歳半の行為に慰謝料請求した保護者、特大ブーメランで大赤面|保育園で慰謝料請求された話

慰謝料を断る覚悟を決めたゆかりさん。園でふたたび久美子さんたちに呼び止められ、強く冷ややかな言葉を浴びせられます。

決意の朝

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久美子さんにはっきり伝えると決めた次の日の朝、玄関を出て顔を上げると、空がいつもより澄んで見えました。親友たちに話せたことで、ようやく心の霧が晴れたようでした。

夫も「堂々と言えばいい、何かあったら俺が出ていくから」と背中を押してくれました。

今日はちゃんと断る。ちゃんと、終わらせる…。

たつきの手を握りながら、私は保育園の門をくぐりました。その瞬間―――。

「おはようございます、沢田さん」

久美子さんから声をかけられたのです。私はたつきを預けたあと、久美子さんの前に立ちました。久美子さんはおだやかそうにしているけれど、するどい光を感じるような笑顔でした。

「先日は、わざわざご足労いただきまして」

軽く頭を下げたあと、久美子さんはまっすぐ私を見て言いました。

「今日は、あの件でお考えをうかがいたくて」

…きた。私は間髪入れずにこう言いました。

「申し訳ありませんが、お支払いはできません」

私は、できる限り落ち着いた声で言いました。

「それは、あなたのお子さんが悪いと思ってないということ?」
「いいえ、違います。噛んだ事実については何度もお詫びをお伝えしています。でも、園での子どものトラブルについて私たちが慰謝料をお支払する必要はないと思っています」

私は目をそらしませんでした。

支配の言葉と笑顔。そして意外な人が…

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久美子さんは、視線を外さず微笑んだまま言いました。

「そうですか。もしもね?もしも、私の娘が誰かを傷つけたら。私は当然、治療費や慰謝料をお支払いすると思うのよね。お考えが違うというのは残念なことです。とっても」

久美子さんが本当にそういう考えなのか、今は被害者側だからそう思うのかはわかりません。でも、私なら払うんだからあなたも払え、というのは暴論です。

「すみません。では失礼させていただきます」

ちゃんと言えました。声は裏返ってしまったけれど。私は頭を下げ、その場を離れました。背中に浴びせられる視線の重さは、私の中にしばらく居座っていました。

その日の帰り道、スーパーで買い物をしていると、同じクラスのママ・恵美さんに声をかけられました。いつも元気で、テキパキしている同級生ママです。朝の一連の流れを見ていて、ことの顛末もうわさに聞いたといいます。

「久美子さんのことは、ほっといて大丈夫だからね」

恵美さんは年長に上の子がいて、久美子さんのこともよく知っています。

「あの人、お金が目的じゃないよ。自分の下につくような人間を探してるの。従ったら終わりよ」

恵美さんは真剣な目で言いました。久美子さんの貼りついたような笑顔を思い出してゾッとしました。

「でも大丈夫、堂々としていてね。沢田さんはちゃんと謝罪したんだから」

恵美さんはそう言って、カゴを持ち直すと、にこっと笑いました。

「だから、大丈夫。絶対に、何もしちゃダメだよ」

私はうなずくことしかできませんでした。その場で泣きそうになるのを堪えながら、何度も頭を下げて、別れました。

配信元: ママリ

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