国内旅行中にお腹を壊した場合に受診が必要なケース
国内旅行中にお腹を壊した場合、数日で治ることもありますが、受診が必要なケースも考えられます。自己判断で放置すると症状が悪化し、旅行を楽しめなくなるだけではなく、命に関わることもあるため注意が必要です。そこで本章では、受診が必要なケースをご紹介します。
発熱や腹痛など下痢以外の症状がある
発熱や腹痛が続いたり便に血や膿が混じったり、嘔吐がみられぐったりするときは、重症化している可能性があります。特に38度以上の高熱が出ている場合や激しい腹痛が続く場合は、重い感染症や食中毒、腸炎などが疑われます。また、クローン病や潰瘍性大腸炎、慢性膵炎などほかの重大な病気が隠れている可能性も高いです。そのため、症状が悪化する前に、医療機関で診察を受けることがおすすめです。
嘔吐が続き水分摂取ができない
嘔吐が続いており、水分摂取があまりできないと、脱水症状を引き起こす可能性が高くなります。
脱水症状は、お口の渇きやめまい、尿が少ないまたはほとんど出ないような症状がみられます。重症化すると、腎不全や意識不明の状態に発展してしまう可能性が高まるため、注意が必要です。特に、お子さんや高齢者は身体の中の水分量が少なく脱水症状になりやすいので、注意しましょう。少量でも水分が摂取できる場合は、経口補水液などを活用しながら様子をみるのも一つの方法です。しかし、何を飲んでもすぐに吐いてしまう場合には、迷わず医療機関を受診することがおすすめです。医療機関で点滴などの適切な治療を受けることで、重症化を防ぎ、回復を早めることができます。
国内旅行でお腹を壊さないための対策
下痢になった場合の対処法や医療機関へ受診したほうがよいケースなどを解説しましたが、お腹を壊さないためにできることもあります。最後に、国内旅行でお腹を壊さないためにできる対策をご紹介します。
食べすぎや飲みすぎに注意する
旅行中はおいしいものをたくさん食べたくなりますが、食べすぎや飲みすぎは消化器官に負担がかかり、消化不良を起こしやすくお腹を壊す原因になります。特に生ものやアルコール、脂っこいもの・辛いもの・冷たいものなどは、消化に時間がかかるので続けて食べないように心がけましょう。また、食事の時間が不規則になったりすることも、胃腸に負担をかける原因となります。できるだけ腹八分目意識して、いつもと同じ時間に食べることが大切です。旅行中だとつい食べすぎたり飲みすぎたりしてしまうこともあるかと考えられますが、無理をせず体調と相談しながら食事を楽しみましょう。
早めに薬を服用する
体調の異変に気がついたら、早めに薬を服用することで、症状の悪化を防ぐことができる可能性が高まります。例えば、便が普段に比べてゆるくなってきたり、逆に硬くコロコロになってきたりなどの変化に気がついたら腸内環境の乱れが考えられます。そんなときは、整腸薬の服用がおすすめです。整腸薬は腸内環境を整えてくれて、下痢や便秘が改善されます。また、食べすぎや飲みすぎによる胃もたれには、胃腸薬の服用がおすすめです。胃腸薬は、弱った胃を元気にし、腸の調子を整えてくれます。注意が必要なのは下痢止めです。感染症による下痢の場合は、身体の中の細菌やウイルスを排出するための防御反応であり、むやみに下痢を止めると残ってしまうことがあるためです。

