出産予定日の1週間前、友人とランチへ行きました。食事を終えた辺りでショーツが濡れた感覚があり「……え!?破水?」と思い、慌ててお手洗いへ行きました。
立ち合い出産をした母がボソッとひと言
とりあえずナプキンをあてたのですが、ワンピースが濡れてしまい座ることができなかったので、立ったままデザートを完食!その後、夫に連絡をし産院が近くだったので、徒歩で病院まで歩いて行きました。産院に着くと夫が来てくれて、一緒に診察室へ。すると「今日は、まだ産まれないけど、破水したから入院しましょう」と医師から説明がありました。夫はどうしても抜けられない仕事があったため一度帰宅し、私の両親がきてくれました。
私の顔を見て安心した父は帰宅し、母だけが産院に残ってくれました。数時間後、陣痛が始まったのですが時刻は面会終了時間の21時ころ。母が帰ろうとすると、助産師さん達から「帰るんですか!?」と止められ、母は帰れないまま22時半頃に分娩室へ一緒に移動しました。夫が呼ばれて慌ててきたときには、赤ちゃんの頭が少し出ていたとのことです。そして、慌ただしさがおさまったとき、母の「立ち会うつもり…なかったのに」という声が静かな分娩室に響きました。
母の「立ち会うつもり…なかったのに」という言葉は今でも心に残っています。陣痛から5時間で出産!痛い!おさまると寝るを繰り返していたので出産後、すごくおなかが減っていて、母が買ってきてくれた苺を食べながら生まれたばかりの娘を眺めていました。母にとっては予期せぬ立ち合い出産となりましたが、私にとってとても良い思い出となりました。
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臨月に入り、正確には妊娠37週を過ぎると、いつ破水や陣痛が起きてもおかしくありません。外出するときは破水したときのために必要なアイテムがセットになった商品もあるのでチェックしてみても良いかもしれませんね。また、破水かなと思ったら、清潔なナプキンやタオルで押さえつつ、できればタクシーなどで早めに産院へ向かいましょう。徒歩移動や寄り道は避けるのが安心です。
立ち合い出産は当日のお産の進み方やママと赤ちゃんの状況等によりイレギュラーが起きることを理解しておく必要があります。また、立ち合い出産を希望する人は家族・病院へ共有しておくと、想定外の展開でも慌てにくくなります。
産まれてくる赤ちゃんのタイミングに寄り添いながら、周りのみんなでサポート体制を整えていけると良いですね。
著者:坂田千紗子/40代女性・主婦/13歳・15歳の仲良しきょうだいの母。小学校の図書ボランティアで絵本の読み聞かせしてる。毎日子達が大きくなったと実感。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
監修者:助産師 関根直子筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。

