【宮城県加美町】「中新田バッハホール」の貴重なパイプオルガン修繕のためのGCFプロジェクトが開始


宮城県加美郡加美町は、11月14日(金)〜2026年1月31日(土)の期間、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」で「中新田バッハホール」のパイプオルガン修繕を目的としたプロジェクトを実施している。

クラウドファンディング型ふるさと納税のGCFを活用

「中新田バッハホール」のパイプオルガン

プロジェクトは、「ふるさとチョイス」が提供するクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング」(以下GCF)を活用し、目標寄付金額を500万円に設定して実施している。

プロジェクトで集まった寄附金は、「中新田バッハホール」のパイプオルガン修繕費として活用される。

町の象徴になった荘厳な響きを奏でるパイプオルガン

「中新田バッハホール」

加美町にある「中新田バッハホール」は、1981年2月に誕生した、クラシック音楽専用のホール。クラシック音楽、特にバッハの音楽の演奏に最適な空間を目指して計画されており、設計当初からパイプオルガンの設置がされた。

パイプオルガンの響きは「優しく」「オーソドックスな音」と評されることがあり、ホールの音響効果と相まって、神聖で独特な響きを生み出している。開館以来、ホールの中心でその荘厳な響きを奏でてきたパイプオルガンは、「中新田バッハホール」の「魂」であり、地域文化の象徴になった。

「中新田バッハホール」のパイプオルガン

しかし長い年月が経過し、貴重なパイプオルガンにも老朽化の波が押し寄せている。パイプへの送風を担うふいごの皮革の劣化、アクション機構の摩耗、さらには記憶装置の劣化など、経年による影響が顕著になった。このままでは、オルガン本来の豊かで正確な音色を維持することが困難になり、音楽体験を届けることができなくなる恐れがある。

プロジェクトを応援している東北学院大学文学部教授でオルガニストの椎名雄一郎氏

パイプオルガンが今後も末永く、未来の世代へと受け継がれ、豊かな響きを奏で続けるために、大規模な修繕を実施することが決定した。

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