「膵臓がんの腹痛」についてよくある質問
ここまで膵臓がんの腹痛などを紹介しました。ここでは「膵臓がんの腹痛」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
手遅れとなる膵臓がんの症状について教えてください。
和田 蔵人 医師
膵臓がんの症状のうち、特定の症状が手遅れというものはありません。しかし、お腹が張ったり、体重が減少する症状は病状が進行している可能性があります。腹膜播種などが起こった結果、おなかの張りや体重減少などが起こっているのであれば、膵臓がんの進行が進んでいる可能性が高いと考えられます。早めに消化器内科を受診しましょう。
膵臓が弱っているサインとなる症状はありますか?
和田 蔵人 医師
膵臓が弱っている、というのは膵炎などで膵臓の機能が低下していると考えられます。慢性膵炎などで膵臓の消化酵素の分泌が低下すると、脂っぽいものが上手く消化できず下痢をしたり、脂肪便(白から黄色い未消化の脂肪が多く含まれている便)が出ることがあります。また、膵臓からのインスリンの分泌が低下すると、血糖値が高くなりやすくなり糖尿病が発症することもあります。のどが渇いたり、尿量が多くなったり、体重が減ることが糖尿病の症状の1つです。これらの症状がある場合、膵臓の機能が低下している可能性があります。消化器内科で相談してみましょう。
まとめ膵臓がんの危険因子がある場合は、消化器内科で相談しよう
膵臓がんは初期では症状が分かりにくいがんです。そのため、早期で発見することが難しく、発見された時には、病状が進行していることも少なくありません。膵臓がんの危険因子がいくつか報告されています。膵臓がんの家族歴や、慢性膵炎、IPMNなどが危険因子であるとわかっています。これらの家族歴や病気を持つ方は、定期的に消化器内科で相談し、検査をすることも大切です。また、腹痛や吐き気、おなかの張り、背部痛などの症状が持続する場合には膵臓がんをはじめとする消化器系の病気の可能性があります。早めに消化器内科を受診して相談することが膵臓がんの早期発見につながります。これらの症状に悩んでいる方は、早めに受診しましょう。

