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真面目な優等生と問題児…正反対なルームメイトが勉強をきっかけに距離を縮め「眩しい思春期を見ているよう」【漫画】

真面目な優等生と問題児…正反対なルームメイトが勉強をきっかけに距離を縮め「眩しい思春期を見ているよう」【漫画】

『ルームメイト』より
『ルームメイト』より / (C)佐藤アキヒト/徳間書店

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「Chara selection」で連載中の『ルームメイト』(徳間書店刊)を紹介する。作者の佐藤アキヒトさんが、以前X(旧Twitter)に本作を投稿したところ、9000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、『ギリギリアウト!』(海王社刊)で知られる佐藤アキヒトさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■寄宿学校で問題児と優等生が同室
『ルームメイト』より
『ルームメイト』より / (C)佐藤アキヒト/徳間書店


名門寄宿学校に在籍するノアは、同室者で問題児のカイに対し良い感情を抱いていない。同室だからとカイに関する言伝を頼まれるが、優秀な生徒の証である“スカラ”を取るのに忙しいノアは冗談じゃないと憤る。

ある日、自室で勉強中のノアに「そこの訳違う」と指摘してきたカイ。そんなカイに対し、ノアは「はっきり言って迷惑だ」と今まで募った思いを伝える。しかし「責任を持ってちゃんと教えろ」と言い、教えてもらいながら勉強をすることに。その後ノアがカイに対し「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えると、少しずつ2人の距離は縮まっていき…。

本作を読んだ人たちからは、「ノアの気持ちもわかる」「ほろ苦さを感じる」「小さな表情の変化が好き」「眩しい思春期を見ているよう」など、多くのコメントが寄せられている。

[HEAD]作者・佐藤アキヒトさん「読者の方に1番伝わる表現方法を探して提示するのが私の役目」[/HEAD]
『ルームメイト』より
『ルームメイト』より / (C)佐藤アキヒト/徳間書店


――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?

おそらくノアとカイがイメージとして動き出したのが始まりだと思います。本作はパブリックスクールものということで、古き良きボーイズラブ、延いては礎を築き歴史を作り上げて下さった先達をリスペクトし、「現代」としてのパブリックスクールという舞台の表現に挑戦しています。

――本作では、少しずつ関係が変化していくノアとカイの姿が印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

心情に焦点を当てた作品なので、2人の関係を話の中で進めていくと同時に「心情のプロット」を作成しています。彼らが物事に対し、何を感じ、どのように受け止め、どのように対処していくのか。ストーリーと同軸で、心の中の流れや心理構造を可視化することで、「成長」と「恋」の2軸をテーマに、読者の皆様に「感情を手に取って見ていただく」ことを目標に描いています。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

2巻に収録される箇所なのですが、冬休みにノアとカイが電話で話すシーンがあります。何気ない会話の中で2人がちょっとエッチな話をするのですが、そこは幾度のネームの直しの中で死守したこだわりのシーンです。心の中をカモフラージュしながら、相手をフォローしつつ、駆け引きはしないけれど少し踏み込んだ2人だけの会話、少し進んだ2人の関係。男同士だから軽口として話せるけれど、相手が好きな人間だと途端に意味が変わる、特別に贅沢な時間をこの2コマで表現しています。(笑)本作ではプラトニックに絡んだり解けたりしている感覚も楽しんでいただけたらと思っています。

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

具体的なストーリーには空白を作り、なるべく決め切らないよう意識しています。キャラクターが思いがけない行動をしてくれる瞬間が至高なので、それをどう最大限に生かすか、読者の方に1番伝わる表現方法を探して提示するのが私の役目だと思っています。期待は裏切らないけれど予定調和にならない、読んでくださった方に「充足」と「新しいもの」両方を届けられるようなバランスを意識しています。

――本作の舞台はパブリックスクールですが、作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

舞台は「現代のパブリックスクール」なので、伝統を継ぎながらも、留学生の受け入れやネット・スマホ・SNSや社会問題など、作品に表立っては出て来ずとも、そういった背景を前提に作っています。また、時代の変容を視野に入れ、広く「ボーディングスクール」としてのイメージを強めに入れています。

寮は古い建物ですが部屋のヒーターは新しく、話の中でも暖房器具の修理や故障など、老朽化によるアップデートの最中であることを表現しています。学校も古く伝統のある造りですが、古いままのヒーターに現代的な机と椅子の教室など、新旧が混在することで時間が進行しているリアルを意識しています。今回はなるべく広い場所から情報を集め、作画やセリフで舞台を「この国」と断定できないようにしていますが、その中でも、彼らが本当に今生きて、同じ時間を共にしているのだと感じられるような「生っぽさ」をお届けできるように意識しています。

また、ノアは鳥獣保護の最前線を走る父親の元で生きているので、実際にその場を見るべく野生動物保護の現場に取材にも行きました。中でも釧路の『猛禽類医学研究所』は実際に世界的にも最前線の活動をされており、大変勉強させていただいています。

――今後の展望や目標をお教えください。

作品に関わって下さった方が一人でも多く幸せになれるよう努力していけたらと思っております。また、『ルームメイト』を大切に連載させていただきながら、個人的な形で恋愛が主題ではない漫画も描きたいと思っております。

――2巻目が26年1月に発売と発表されましたが、楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつもありがとうございます!雑誌で追ってくださっている方はご存知かと思いますが、2巻は盛り沢山な内容となっており、ノアとカイにとって大切なことをたくさん描きました。1巻を読んでバスタブで風邪をひきながらお待ちいただいている方の心を十二分に温められるよう、思考を重ね大切に積み上げましたので、お手元に届くその日まで是非楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。 

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