ご紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@simba_nala_0808さんの愛猫・シンバ くんとナラちゃん。2匹は推定生後4週間のときに保護された元保護猫なのだとか。

引用元:@simba_nala_0808
保護時の状況について伺うと、飼い主さんは次のように教えてくれました。
飼い主さん:
「娘の友人が夜のウォーキングをしているときに、資材置き場のパレットの下で子猫が鳴いているのを見つけたそうです。
ですが、その友人はワンちゃんを飼っていて自宅に連れて帰るのは難しく、さらにどう保護していいかわからなかったため、SNSのストーリーズに子猫たちのことをあげたようです。
それを見た娘が『私、行ってくる!』と。実は、娘は以前から猫を飼いたがっていて、翌日は台風が近づく予報だったこともあり、ひとまず車を走らせました」

引用元:@simba_nala_0808
飼い主さん:
「資材置き場に到着してパレットの下を覗くと、2匹の子猫がいました。パレットの下から出てくるようにおやつで誘うと、ナラはすぐに出てきましたが、シンバはなかなか出てきません。
それでもなんとか誘い出し、無事保護。保護したのが夜中だったため、朝までダンボールの中で過ごしてもらい、私は寝ずに様子を見ていました」
最初は「里親さんを探すつもりだった」

引用元:@simba_nala_0808
実は「2匹を保護したとき、うちで引き取ることは考えていませんでした」という飼い主さん。それには、こんな理由があったそうです。
飼い主さん:
「夫はワンちゃんと長く暮らした経験があり、お別れする辛さを知っていたので、動物を飼うことは以前から反対していたのです。
なので、娘には『保護したけどうちでは飼えないよ。里親さんを探すんだよ』と言っていました。とはいえ、心の中では『こんなにかわいいコたちを手放せるわけがない』と思っていたのですが……」

引用元:@simba_nala_0808
飼い主さん:
「朝になり夫が起きてくると、リビングに子猫がいる状況に驚いている様子でした。そこで、昨夜の出来事を話してから動物病院へ。
夫が反対していたこともあり、“一応”獣医師の先生に里親さんを探す方法について聞くと、保護団体の話をされたうえで『可能であればこのまま家族になってくれるのが一番いいんだけどね』と言われました。
私も娘も心の中ではお迎えしたいと思っていたので、動物病院の帰りに必要なものを買いそろえて夫を説得。順序は逆ですが、“うちのコ”としてお迎えすることができました」

引用元:@simba_nala_0808
こうして始まった、シンバくんとナラちゃんのいる暮らし。2匹をお迎えしてから間もなく、ご家族に“変化”があったといいます。
飼い主さん:
「夫と息子2人はお迎えすることを反対していたので、はじめは『絶対にリビングから出さないで』と言っていましたが、すぐに激変し、2匹のかわいさにメロメロになりました(笑)
それからというもの、みんなが2匹のためにおやつやおもちゃを買い、毎日これでもかというくらい写真や動画を撮り、スマホの中はシンバとナラでいっぱい。2匹が暮らしやすいように環境を整えるなど、生活そのものも“猫ファースト”になりました」

引用元:@simba_nala_0808
飼い主さんによると、シンバくんとナラちゃんは現在4才に。最近の様子について伺うと、「2匹とも元気にすくすく育ちました」といい、こんなことを教えてくれました。
飼い主さん:
「シンバはちょっぴり臆病ですが、甘えん坊で食いしん坊。ナラにすぐちょっかいをかけて怒られる、小学生の男の子みたいです(笑)シンバのしっぽは“幸せのカギしっぽ”なのですが、たくさんの幸せを引っ掛けて、うちに来てくれました」

引用元:@simba_nala_0808
飼い主さん:
「ナラはクールな“おてんば娘”。おもちゃにはあまり興味がないけれど、鳥が大好きで家の中から外の鳥を見つけると、クラッキングしています。
冬になるともふもふベッドに2匹がぴったりくっついて眠るのですが、その姿がとても愛おしいです」

引用元:@simba_nala_0808
そんなシンバくんとナラちゃんについて「かけがえのない存在」だという飼い主さん。最後に、こんな想いを聞かせてくれました。
飼い主さん:
「お迎え当初は『このコたちがいなくなったら生きていけない。絶対、私より長生きしてね」とよく言っていましたが、今では『このコたちの命を最後まで責任もって守らなければいけない』と考えるようになりました。
2匹に幸せな“猫生”を送ってもらえるよう、これからもたっくさんの愛情を注いでいきたいと思います」
シンバくんとナラちゃんは今、飼い主さんのもとで幸せに暮らしていることがわかりました。
写真提供・取材協力/@simba_nala_0808さん/X(旧Twitter)
取材・文/長谷部サチ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
