親友と衝突
そして、翌日。サオリから長文のLINEが届いた。
「あすか、1日経って考えたんだけど、ちょっと言いたいことがあるの。
1:ガソリン代がキツいって言うなら、最初から車出せないって言ってほしかった。いいって言ったのに、車出すって言ったのはあすかだよね?
2:コンビニに行くのも、そんなに嫌ならはっきり断ってほしかった。一度引き受けてくれたら、本当に問題ないと思うよこっちは。
3:不満があるなら、その都度言ってくれなきゃわからないよ。終わってから言われるのすごく嫌だ。
4:私はあすかの選んだお店に行くって言ったじゃん。あすかの希望に合わせてるんだから、交通手段くらい気を回してくれてもよくない?」
彼女は自分が被害者であるかのように主張した。自分の不満だけをぶつけてくる彼女の態度に、私はさらに不信感を募らせていった。今まで何度も感じていた違和感の正体が、この瞬間に明確になった気がした。
サオリは、私を都合のいい人間として見ていたのかもしれない。そう思うと、悔しさと悲しさが同時に込み上げてきた。
あとがき:親友という関係に亀裂が
この話では、サオリが自身の都合ばかりを押し付け、あすかの気持ちを全く理解しようとしない様子が描かれています。彼女が送ってきた長文LINEは、自分の非を認めず、むしろあすかを責める内容でした。この出来事は、あすかの中で「親友」という関係の定義を揺るがします。これまで何度も感じていた違和感の正体が、この瞬間に明確になりました。大切なのは、相手の気持ちを想像し、尊重することなのです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

