女性の感情が爆発した理由は
その女性に抱っこされている赤ちゃんと、声にびっくりしたうちの子どもは大泣き。あたふたしていたら、女性は「子どもだけで手一杯なのに、なんで旦那の世話をしないといけないのかわからない」と地面に座り込んでしまいました。
女性の言葉を聞いた私は、気づけば女性に声をかけていました。というのも、私も同じような悩みを抱えていた時期があり、女性の気持ちが痛いほどわかってしまったからです。
私が「大丈夫ですよ」と声をかけると、周りに人がいたことにハッと気づいたようで「すみませんでした」と女性に謝られました。女性が泣き出してしまったということもあり、そのまま私が女性と話しを続けていると、私の夫は女性の旦那さんと話しをしていました。
フードコートで机を合わせ、夫婦で2人の話を聞いているうちに、女性が「産後うつ」と診断を受けていることがわかったのです。旦那さんは、そんな奥さんの状態を知りながらも、つい甘えてしまい「水を取ってきて」と言った矢先で女性の感情が爆発してしまったということでした。
私は女性に、夫は男性に共感するところが多く、子どもの相手をしつつ、それぞれ深く話し込んでしまいました。そんな話をしているうちに私と女性が仲良くなり、連絡先を交換することに……。
実は、私と女性の年齢が近いということもあり、この事件から約2年、今では同じ育児に奮闘するママ同士としてたまにお互いの家でごはんを食べたり、出かけたりできる良いママ友になりました。いつどこで、どんな出会いがあるのかわからないものだと実感しています。
著者:南 未怜/30代女性/2013年生まれの男の子と2016年生まれの女の子のママです。しっかり者のお兄ちゃんと元気で明るい妹は性格が合わずに毎日喧嘩ばかり。騒がしい日常を送りながら育児に奮闘中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

