「大腸がん手術後に注意すべき5つの食品」はご存知ですか?【医師解説】

「大腸がん手術後に注意すべき5つの食品」はご存知ですか?【医師解説】

大腸がんについてよくある質問

ここまで大腸がんで食べてはいけないものについて紹介しました。ここでは「大腸がんの食事」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸がんで脂質の多いものを摂取するとどうなりますか?

甲斐沼 孟(医師)

栄養素にはさまざまな種類がありますが、その中でも脂質は腸の蠕動運動を亢進させやすいとされています。これは、脂質の消化を助ける「胆汁酸」という酵素と脂質自体が腸を過度に刺激するためです。このような理由から、脂っこいものを一度にたくさん摂ると下記のような症状が現れることがあります。

腹痛

下痢

頻便

しかし、脂質はエネルギー量が多く、食事がたくさん食べられないときの貴重なエネルギー源です。そのため過度に制限する必要はありませんが「腸を休めたいときには脂質の多いものは控えるべき」と覚えておきましょう。

お酒は飲んでも良いですか?

甲斐沼 孟(医師)

大腸がんと診断されてからも、お酒を飲むことができます。ただし、お酒をたくさん飲む方は飲酒をしない方と比べると大腸がんのリスクが高いとされています。
具体的には、平均で1日に日本酒1合分のアルコールを摂る方は飲酒をしない方の1.4倍、1日に日本酒2合分以上のアルコールを摂る方の大腸がん発症リスクは2.1倍です。この結果には、お酒に含まれるエタノールが体内で分解される過程でアセトアルデヒド・活性酸素が発生することが関係していると考えられます。そのため、1日のアルコール摂取量に注意して少量にとどめる必要があるでしょう。
加えて、アルコールは腸への刺激が強いため、医師から指示された期間の飲酒を避けることが必要です。また抗がん剤治療などをする場合は、飲酒できる時期や量について担当の医師に確認することをおすすめします。

編集部まとめ

大腸がんになっても強い食事の制限はなく、手術をしてから一定期間が過ぎればほぼ治療を受ける前と同様の食生活を送ることができます。

ただし、大腸の手術を受けると一時的に腸の消化・吸収能力が低下することが予想されます。

そのため、医師から指示された期間は消化の良い食材・刺激の少ない食品を選んでバランスの良い食事を心がけましょう。

配信元: Medical DOC

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