無事出産した主人公・リナ。産後の体はかなり疲れ切っていて、誰とも会う気力が無い様子です。そんな彼女の元へ、義母はとんでもない人たちを連れて突撃してきて…。
ぞろぞろとくるお見舞いは、もはや団体旅行のよう?
出産の喜びも束の間、義母がまさかの行動に出ました。病室に親族をぞろぞろと連れてきたのです。義父はもちろん、義母の兄弟、義弟、さらには、義母の祖父母まで。
まるで団体旅行のように、次から次へと病室に入ってきました。私は疲れ切った身体で横になっているというのに、病室は観光名所のようです。親族の方々は「おめでとう!」と口々に祝福してくれましたが、疲れ切った私にとっては親族の話声すら頭に響くほどしんどいものでした。
「お願いだから、早く帰ってほしい…」
内心、そう何度も願っていました。出産を終えたばかりの私には愛想を振りまく体力など、残されていなかったのです。しかし、親族の前で「帰ってください」とは言えず、笑顔で応対するふりをすることしかできませんでした。
この一件で、義母に対する私の苦手意識は、確かな不満へと変わっていきました。私の気持ちよりも「孫をみんなにお披露目したい」という気持ちを優先したことが明らかで、それがとてもつらかったのです。
アポなしで毎日くる義母
出産の疲れは数日でとれるようなものではなく、私は友人からのお見舞いの申し出も断っていました。「今は、本当に寝ていたいから」と、事情を正直に説明すれば、みんな理解してくれました。
それなのに、義母だけはアポ無しで、毎日と言っていいほど病室にきます。義母は病室に入ると、眠っている赤ちゃんを覗き込み「おばあちゃんだよ~」と声をかけ続けていました。
私は疲れ果てていましたが、義母が来ている間は横になって休むこともできず、起き上がって愛想笑いをするしかない状態です。
「リナさんは疲れているでしょうから」
そう言ってはくれるものの、義母はいつも長居をしていて、つらい時間でした。
しばらくして無事に退院し、私たちは自宅へ。自宅では近くに住む実母のサポートを受けながら育児をスタートさせました。実母は私の体調を優先して、献身的に助けてくれました。そのおかげで、疲労困ぱいだった私の身体も、少しずつ回復に向かっているのを感じました。

